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[データは語る]ウエアラブルデバイスの世界市場は2015年に7105万台突破、2020年には3億2278万台に拡大──矢野経済
シンクタンクの矢野経済研究所は2016年5月16日、世界のウエアラブルデバイス市場に関する調査結果を発表した。それによると、2015年のウエアラブルデバイスの市場規模は、メーカー出荷台数ベースで7105万9000台に達した(図1)。
カテゴリー別では、スマートバンドが4637万台、スマートウォッチが2218万台、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が87万4000台、スマートグラスが78万台、その他が85万5000台。同社は、安価なスマートバンドと多数のメーカーが参入したスマートウォッチが市場をけん引していると分析。2016年には同市場が前年比164.1%の1億1663万4000台に達し、2020年には全体で3億2278万台にまで拡大すると予測した。同社は、ウエアラブルデバイスを身体に装着して使用するIT機器の総称と定義。スマートフォンとの連携、もしくは機器単独でインターネット(クラウドサービス)に接続して様々なサービスやコンテンツを利用できる。同社は今回の調査で、ウエアラブルデバイスをスマートウォッチ、スマートバンド、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、その他に分類。メーカー出荷台数ベースで算出した。ただし、スマートバンドの国内市場規模は、活動量計や睡眠計などを含むスマートフォンと連携可能な健康器具のみを対象とした。
同社はウエアラブルデバイスの国内市場についても調査。それによると、2015年が209万2000台で2016年には前年比171.4%の358万5000台。2020年には全体で1160万台に達すると予測した(図2)。特に2015年のウエアラブルデバイスの国内市場規模は、メーカー出荷台数ベースで209万2000台、カテゴリー別ではスマートバンド140万5000台、スマートウォッチ61万5000台、スマートグラス3万9000台、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)1万6000台、その他1万7000台であった。健康志向の高まりもあり、スマートバンドが市場をけん引している。
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