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どこまで行っても静岡、まだ静岡、通り過ぎる紙パルプ工場田園そして紙パルプ工場、田園、そして紙器工場
僕は静岡に囚われたまま東京に向かう
大井川を超える頃、妻から電話が掛かってきた
新神戸を出る時に生まれた子供が小学校に上がるとのこと
富士山が見えてきた頃、また妻から電話が掛かってきた
新神戸を出る頃、あんなに元気だった父が病に倒れ長い闘病の末に亡くなったとのこと
僕はまだ静岡
新横浜さえまだ遠い
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