No.1さまとも重複しますが…。m(_ _)m
● > あと、何個くらいたまごを産むのでしょうか?
一般的に、セキセイインコが一度の産卵で産む卵数 (一腹卵数 〔ひとはららんすう〕 といいます) は、4~7個程度です。産卵の間隔は、約48時間です。
ですが、上記の一腹卵数や産卵間隔には、個体差もあります。さらに、質問者さまのセキセイさんは、今回が初めての産卵でしょうから、一腹卵数や産卵間隔は、
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No.1さまとも重複しますが…。m(_ _)m
● > あと、何個くらいたまごを産むのでしょうか?
一般的に、セキセイインコが一度の産卵で産む卵数 (一腹卵数 〔ひとはららんすう〕 といいます) は、4~7個程度です。産卵の間隔は、約48時間です。
ですが、上記の一腹卵数や産卵間隔には、個体差もあります。さらに、質問者さまのセキセイさんは、今回が初めての産卵でしょうから、一腹卵数や産卵間隔は、ましてや、必ずしも平均値的な値になるとは限りません (極端な話、もしかしたら、卵1個で終わってしまう なんてことも、あるかも知れません…)。
● > あと、何か準備をしたりした方がよいのでしょうか?
> 私的には、できればもう産んでほしくありません。
「私的には、できればもう産んでほしくありません」 とのことですが、現在、産卵が既に始まってしまっているので、今回の産卵を中止させるのは、良くありません。強制的・物理的に中止させる方法は 無くはありませんが、セキセイさんへの身体的な負担が過大で危険ですので、オススメできません。m(_ _)m
ですので、その代わりとして、まずは、今回の産卵を、できるだけ軽く・スムーズに終えられるようにサポートして、次いで、今後の発情・産卵に至らないように対策する のが、得策だと思います。
産卵は、健康な成鳥メスにとっては、正常な生理ですが、大きな身体的負担となることも事実です。ですので、繁殖目的が無い・1羽飼いである 場合には、できるだけ産卵を避けるようにするべきでしょう。
● 今回の産卵への対策としては、
◯ 今回産んだ卵は全て、しばらくの間、ケージから取り出さずに セキセイさんにお任せ下さい。鳥は、産卵の途中で卵を取り出すと、「一腹卵数」 への不足分を産み足してしまう習性があります。産んだ卵を取り出してしまうと、更なる不要な産卵を セキセイさんに課すこととなります。
セキセイの卵の孵化日数は、抱卵を始めてから18日前後です。ですので、セキセイさんに卵を任せておけば、最長でもこの頃には (もしくは もっと早期に) セキセイさんが卵の孵化を諦めて、抱卵を断念するはずです。そうしたら、卵 (紙箱 などを使っている場合には、それごと。後述致します) を全て除去します。たまに、孵化日数を遙かに超えてもなお 抱卵し続ける個体もいますが、抱卵自体も体力を使いますので、その際には、強制的に撤去してしまって構いません。
◯ 現在、ケージ内に巣箱をお使いでしょうか? 質問者さまのセキセイさんは、「うちにはオスはいないので、無性卵です」 とのことですので、巣箱は不要です。
巣箱は繁殖目的にのみ必要で、その存在自体が発情・産卵の誘因となります。ですので、もし お使いでしたら、巣箱は取り除いて下さい (現在、取り除けないようであれば、今回の産卵・抱卵の終了後に)。今回の卵は、ケージ底に直接置く or 浅い紙箱 (親鳥サイズ) を置いて、その中に入れておく ようにして下さい。
◯ セキセイさんは 安静な場所に置き、場合によっては 寒くないように保温に注意して、栄養バランスの良い餌を与えて下さい。特に、カルシウム源・青菜を充分に。「ネクトンS」 (下記引用) などの栄養補助剤の併用も有効です。また、カルシウムの吸収・代謝の意味からも、日光浴 (ガラス越しでなく、直射日光で) も、1日10数分でも有効ですので、できるだけさせてあげて下さい。
ネクトンS 35g
http://item.rakuten.co.jp/cap/10000246/
今回産んだ卵には、異常 (卵殻が柔らかい 〔軟卵〕 など) は見られませんか? もし 軟卵であれば、カルシウム不足 などによる異常です。軟卵は、卵詰まりの原因ともなりますし、カルシウム不足それ自体も、重度の場合は セキセイさんの生命にも関わり、治療の対象となります。もし、卵自体に異常が見られるようであれば、是非、早急に獣医さんに受診して下さい。
● また、今回の産卵・抱卵終了後には、次に来るかも知れない発情の抑制対策をされることをオススメ致します。発情は、飼育環境・飼い主さんとの関係 が良い場合に起こりやすい といわれます。ですので、その環境に、良い意味での負荷を掛けることを行います。
発情抑制の方法としては、
■ 鳥の求愛対象 (ケージ内のおもちゃ など。1つとは限りません) を特定し、それを鳥から遠ざける (その後、別のおもちゃ などが新たな求愛対象となることもあるが、その場合も、同様に繰り返す)。
■ 鳥の求愛対象が質問者さま (ご家族の方も含む) の場合には、放鳥の時間・回数を減らす などをして、質問者さま (同上) との接触機会を制限する。
■ 日長を長日条件 (昼間の長さ > 夜間の長さ) にしない。早寝・遅起きにさせる。セキセイインコの場合では、明期を10時間以内にするようにいわれます。
■ 室温 (鳥のそばの温度) を少し下げる。
■ 粗食にする (※後述致します)。
■ 環境にある程度のストレスをかける (ケージの置き場所・内装を頻繁に変える、ケージ周辺をやかましくする など)。
■ 巣箱を用いない (巣箱が必要なのは、繁殖目的の場合のみ)。放鳥時にも、巣を連想させるような場所 (薄暗く・ほこら状のところ。カーテンを束ねてあるところ、本棚のすき間、その辺の箱 など) に行かせない・見せない。
■ ケージ底の新聞紙 などを噛んで営巣行動をする場合は、紙を除去して噛ませないようにする。
■ メスの場合、背中に触らない (場合によっては、頭を掻く などの身体に触ること自体を、一切控えるべき)。
※ 「粗食にする」 は、発情抑制としては一つの手ですが、産卵・抱卵中には 行ってはいけません。産卵中は、メスの身体的負担を減らすため、逆に、バランスの良い餌を充分に与えることが求められます。「粗食にする」 タイミングをよく計って下さい。
長文失礼致しました。
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