６月２６日が「世界格闘技の日」に認定…１９７６年に「アントニオ猪木ＶＳモハメド・アリ」戦

　１９７６年に「アントニオ猪木ＶＳモハメド・アリ」格闘技世界一決定戦が行われた６月２６日が、社団法人の日本記念日協会から「世界格闘技の日」に認定されたことを受けて１６日、元プロレスラーのアントニオ猪木参院議員（７３）が都内で記者会見を開き「大変ありがたいことだと思う。同時にまた重たい荷物を背負わされるな、とも思う」と感想を話した。

　当時新日本プロレスの社長だった猪木氏が、熱望して日本武道館で実現したプロボクシングの世界ヘビー級チャンピオンだったモハメド・アリとの「格闘技世界一決定戦」（引き分け）は、現在の総合格闘技の草分けとして今も語り継がれている。記念日の制定は、アリ戦後に徐々に盛り上がったプロレスや総合格闘技の人気が、現在は低迷しているため、その再興への一助としたい狙いだ。

　現在、７４歳のアリ氏は米国でパーキンソン病と闘病中。試合後も交流を続けている猪木氏でも連絡が取りにくい状態だが、アリ側には記念日制定のことは伝えてあるといいい、猪木氏は「家族を通じてでもメッセージをもらえれば」と話した。

　今年は４０周年大会としてＧＥＮＯＭＥ３６を２９日にエディオンアリーナ大阪（大阪府立体育会館）で開催する。また記念日となる６月２６日にはマカオでの大会を予定している。

　猪木氏のこの日参院議員として、舛添要一都知事（６７）が公金をめぐる公私混同問題が批判されるていることにも言及。「あの人は随分きれいごとを言ってましたからね。オレみたいにハチャメチャだったら許してもらえる部分が…、まあオレはないけど。せこいなという感じですね。あんなの（公私の金）きちっと分けて使えばいいのに」と批判した。