ただ、ChromeブラウザーがまったくFlash Playerをサポートしなくなるわけではなく、Flashによる動画コンテンツが配置されたページは初回訪問時に画面上部に再生機能を有効化するかどうかの選択ボタンを表示し、ユーザー自身の判断によって再生可能とする道が残されています。
また、いまだFlashを使っている大規模な10サイトについては1年間の期限付きながら、引き続き自動でFlash動画コンテンツを再生可能にするとのこと。10のサイトとは下のとおり。
- YouTube.com
- Facebook.com
- Yahoo.com
- VK.com
- Live.com
- Yandex.ru
- OK.ru
- Twitch.tv
- Amazon.com
- Mail.ru
その他、現在はプラグインのページで施さなければならないFlashコンテンツの有効/無効切り替え設定は、ブラウザーの「コンテンツの設定」ページにメニューを設け、そこで設定可能になるとのこと。
最近はゼロデイ脆弱性の話題ばかり相次ぐFlash Playerですが、Chromeの方針変更がその退場をさらに早めていくことになるかもしれません。
ちなみにAdobeは今年初め、Flashオーサリングツールとして長らく使われてきたFlash ProfessionalをAnimate CCへと名称変更し、「ウェブ標準への対応」を方針として打ち出しています。