三重県で開かれる「伊勢志摩サミット」に合わせたテロ対策として、ＪＲ東京駅ではコインロッカーに加え、手荷物預かり所も一時的に使えなくなります。

ＪＲ東京駅では１６日も、スーツケースや大きなバッグの荷物を持った人たちがコインロッカーを利用していました。
しかしＪＲ東日本では、国土交通省や警察などの要請を受けて、今月２１日から駅構内のコインロッカーの預け入れを順次中止し、サミット開催前日の２５日から２７日の間は預けた荷物の取り出しも含め完全に使えなくすることにしています。
また、ＪＲ東日本では、駅構内に３か所ある手荷物の一時預かり所も、今月２５日から２７日までは休止にするということです。
一方、ＪＲ東海が管理する東京駅構内のコインロッカーは今月２３日から２５日まで預け入れを中止し、２６日と２７日は取り出しもできなくするということです。
コインロッカーを利用していた大阪から旅行に来たという４０代の会社員の男性は、「ロッカーが使えなくなると荷物を持ち歩かないといけないが、階段の上り下りもあるのでかなりつらいし、困る」と話していました。また、岩手県から来た６０代の男性は、「大変だけど、警備上、しかたがないと思うので、その期間は出かけないようにします」と話していました。