G7環境相会合 温暖化対策で声明採択へ

G7環境相会合 温暖化対策で声明採択へ
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富山市で開かれているG7=主要7か国の環境相会合が16日、最終日を迎え、焦点となっている地球温暖化対策の長期戦略などについて最終調整が行われ、午後にも共同声明が採択される見通しです。
7年ぶりとなるG7=主要7か国の環境相会合は、今月26日に始まる伊勢志摩サミットに合わせて15日から富山市で開かれています。
最終日の16日は各国の閣僚などの写真撮影が行われたあと、午前中、海洋を漂流するごみの対策などについて意見を交わしました。このなかで「マイクロプラスチック」と呼ばれる細かいプラスチックのかけらが海中を漂流して魚などに取り込まれることで、生態系や人の健康に与える悪影響について取り上げられ、G7各国が発展途上国などと連携して海洋での拡散状況の観測や回収に取り組むことが確認されたということです。
また、焦点となっている地球温暖化対策については、2020年までに国連への提出が求められている温室効果ガスの排出削減の長期戦略について、G7各国が期限を前倒して提出を目指す方針を共同声明に盛り込む方向で最終調整が行われています。
議論の成果は16日午後、共同声明として採択される見通しです。