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原宿でひとり情シスの暗黒卿をしている SE のブログ

不器用男子が100均の道具だけで作るストローを使ったレジンアート

ハンドメイド 日記 レジン

こんにちは!レジンで何か作品をつくると直後はしばらく創作にハマるひとり情シスの暗黒卿ことナカムラ (@sys_nakamura) です。このキャッチコピー久しぶりに使った気がしますが、今のところはまだひとり情シスやってます!今回もレジンに関する記事を書きたいと思います。

 

前回の記事はこちらです。

 

今はレジンで何かを作りたい欲が強い時期なのでネットでもいろんなデザインのレジンアートを見たりしているのですが、ストローレジンというのが手軽で面白そうなので実際に作ってみました。今回の記事ではストローレジンの作り方について紹介をします。基本的に超不器用なのとまだ頻度が低い手法なので作品の質はこれからもっと高めていきたいと思っています。

 

 

 

 

ストローレジンとは

最初に簡単なストローレジンの概要説明からしたいと思います。普段、このブログでも書いているレジンの作り方はおそらく最も一般的なレジン皿にレジン液を塗布して硬化してアクセサリーにする方法です。今回紹介する「ストローレジン」とは、ストローの中にレジン液と封入するパーツやカラーを流し込んで硬化することで円柱状の石を作る手法になります。手軽に身近な道具だけで綺麗な石が作れる面白みがあります。

 

完成品はこちら

今回紹介をする作り方でレジンを作ると仕上がりはこんな感じになります。この段階ではあくまで円柱状の石ですが、キリで穴をあけてストラップを通したり金具をつけたりすればアクセサリーやキーホルダーの石として使うこともできます。

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使用するアイテム

今回使用したアイテムは以下。

  • ストロー (タピオカでもいける太いやつ)
  • 透明なシート (クリアファイルを切っても OK)
  • セロハンテープ or マスキングテープ
  • UV レジン液
  • ネイルパーツ
  • ネイルマニキュア
  • UV ランプ

 

上記のアイテムは UV ランプ以外全て 100 均で購入することができるものです。 UV ランプとは一般的にジェルネイルを硬化する際に使われる UV ライトをあてるための機械でレジンの硬化にも使えますが、これがなくても昼間の太陽にあてて放置していればレジン液を硬化させることはできます。

 

ちなみに私が使っている UV ランプはこれです。 3,000 円しないくらいで購入することができます。

レッドスペシャルUVライト 36W ホワイト 取扱説明書付き

レッドスペシャルUVライト 36W ホワイト 取扱説明書付き

 

 

その他の 100 均でゲットできるレジンに使えるアイテムについては過去記事も参考にしていただければと思います。

 

 

ストローレジンの作り方

それではここからストローを使ったレジンアートの作り方を解説したいと思います。普段、この記事でも紹介しているレジン皿にレジン液を塗布するアートはレジンを二層塗ったり三層塗ったりすることもありますが、今回は一回の硬化で完了します。

 

ストローをハサミでお好みサイズにカットする

まず最初にストローをお好みのサイズにカットします。私は UV ランプで硬化するので 縦置きにした状態で UV ランプの中に入れられる高さまでなら自由に長さを設定しています。ハサミでと書きましたが、もちろんカッターでも大丈夫です!

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ストローの底をテープでしっかりと塞ぐ

この工程がストローレジンをするにあたって一番重要かもしれません。カットしたストローは縦置きにして口からレジンを流し込んでいきますが、底になる側の口はしっかりとテープで穴を塞ぎます。これをしっかりやっておかないとレジンを流しこんだ時におそらく確実にレジンが底から漏れ出てきます。私も最初はレジンが底から漏れ出て失敗しました。

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プラスチックのシートを敷きその上にストローを縦置きで固定する

ストローの底部分をテープでしっかり固定したら、下敷きとなるプラスチックのシートを敷きます。これは例えばクリアファイルをちょうどいいサイズにカットして使ったりしても OK です。そしてシートの上にストローを真っ直ぐ縦置きして倒れないようにテープで固定をします。

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レジンを口から流し込む

ストローがしっかりと真っ直ぐ固定されていることを確認したら、さっそくレジンをストローの口から流し込んでいきます。

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量は一回でナミナミ入れても構いませんが、今回作った作品ではマニキュアでカラーをつけているのでまずはこのくらいレジンを流し込みました。

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マニキュアでカラーをのせる

この工程は好みなのであってもなくてもいいと思いますが、私は今回ほんのり海っぽいカラーにしたかったのでマニキュアを投入して少しだけ青っぽい色をつけました。色付けにはこのスパンコール入りコバルトブルーのマニキュアを使用しました。

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ドバドバとマニキュアを入れてしまうとレジンの硬化を妨げることになるのでマニキュアは軽めにほんのり投入します。大体ですがポットからたっぷりとったマニキュアをレジンの中で二・三回じゃぶじゃぶかき混ぜるくらいでしっかり硬化することができました。

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マニキュアを投入したら爪楊枝でレジンとかき混ぜて色を馴染ませます。

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封入するパーツを投下する

色がついたら次に封入するパーツをここでは一部投下します。ストローレジンの面白いところはレジンを一回で流し込む量や封入するパーツやカラーの投下順によって完成品の世界観がガラリと変わることです。今回パーツに使用しているのは 100 均で購入したネイル用のパーツです。 (一部使ったものなので虫食い状態になっています。。)

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ストローの口へ封入するパーツを爪楊枝などを使って流し込んでいきます。下の画像ではストローの 1/4 くらいにレジンとパーツが入っている状態です。

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レジンを再度流しこむ

ここまで作業が完了したら更にレジンを流し込みます。ここではほぼストロー満タンになる (まだ少しだけ余裕はとっておく) までレジンを投入します。

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ここで流し込んだレジンの量は大体こんな感じです。

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更にパーツを投下していく

レジンが大体ストローの 8 分くらいのところまでプールされている状態のまま、更に封入するパーツを投下していきます。

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投下していくとこんな感じでストローの中におさまります。

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ストローの中でパーツを押しこんだり位置を変えたい場合には爪楊枝で微調整します。

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ほぼストローの中はレジンとパーツで一杯の状態になりました。

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レジンをストロー満タンまで流しこむ

ここまできたら仕上げの作業になります。先ほどまでに投入したレジンの量だと 8 分くらいになっていると思いますが、もう一度レジンを流し込んでストローの口一杯にレジンを投入します。

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今にも溢れそうなくらいストローの中はレジンでいっぱいになりました。

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下敷きのシートごと UV ランプに投入して 10 分くらい硬化する

ここまでの作業が完了したらストローを UV ランプに投入してレジンを硬化します。その際にストローをシートから外してしまうと底からレジンが漏れてしまうのでシートごと UV ランプの中に入れて 10 分くらい放置します。 UV ランプがない場合には日中のベランダなどに置いて放置しておけば硬化できます。

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硬化完了したらストローを剥がす

10 分くらい放置しておけばカチコチになっているんじゃないかと思います。カチコチになったレジンを UV ランプから取り出します。

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あとはカッターでストローの表面を優しくカットしてレジンからストローを剥がしていきます。

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完成品はこちら

これでストローレジンは完成です。今回上に書いた手順で実際に作ったストローレジンがこちらです。冒頭にも書きましたがこの状態だと純粋に円柱状の石でしかないのでアクセサリーやキーホルダーなどにする場合には、キリで穴をあけてストラップを通したり金具を装着することでいろんな形状で使うことができます。

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まとめ

今回ストローレジンを作ってみて感じたことはとても「奥が深い」ということです。サクッと作ろうと思えばレジン皿にレジンをのせて作るアートよりも簡単に作れてしまう反面、デザインにものすごくこだわって作ろうとすればレジンを一回で流し込む量や使用するパーツ、パーツを投入するタイミングなどで作品がまるで違うものになります。小さいスプーンのパーツや果物のパーツがあればカクテル風のストローレジンなんかも作れちゃいますね。私もより頻度を高めて自分自身が納得できるような精巧な作品を一度は作ってみたいと思います。

 

 

レジンの本

最近レジンにハマりすぎている私なのでレジンの本を買っちゃいました。いろんな作品が掲載されていて眺めているだけでも楽しいし、作り方も載っているのでとても参考になります。

透明感があるUVレジンのアクセサリー (レディブティックシリーズno.4049)
 

 

それではっ!

 

 

こんな記事も書いています

ネイルのタイダイ塗りを用いて作ってみたタイダイ塗りのネイルです。技法としては決して難しいものではなく何色か更にのせて爪楊枝で混ぜて硬化するだけです。この記事で詳細な作り方を書いています。

このレジンは全部で三層仕上げになっていますが一層目はタイダイ塗りと同じようにドラッグアートというネイルアートの手法を用いてピーコック風のデザインを作っています。二層目にはユザワヤで購入した押し花・ドライフラワーを封入しています。こちらも詳細な作り方を書いています。