街宣車20台暴走容疑で書類送検

共同危険行為を初適用、警視庁

2016/5/16 12:51

 東京都内で街宣車など計20台を連ねて信号無視を繰り返したとして、警視庁公安部は16日、道交法違反(共同危険行為)の疑いで右翼団体「草莽崛起の会」の男性構成員20人を書類送検した。公安部によると、右翼団体の街宣車を使った活動に共同危険行為容疑を適用するのは全国で初めて。

 20人は栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川の1都4県に住む40~56歳で、一部は容疑を否認し「20台が一丸となって走らないと運動の意味がない」と供述しているという。

 書類送検容疑は昨年10月4日午前、千代田区九段北から港区赤坂までの約4キロを20台で信号無視を繰り返すなどして通行した疑い。