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【大リーグ】

岩隈 また本拠初星お預け 6イニング1/3を4失点

2016年5月16日 紙面から

◇エンゼルス9−7マリナーズ

 【シアトル穐村賢】マリナーズの岩隈久志投手(35)は14日、地元でのエンゼルス戦に先発して6イニング1/3を9安打4失点で、勝ち負けはつかなかった。6回までは1失点と安定した投球を披露したが、7回にソロ弾に長短打を浴びて3失点、イニング途中で降板の憂き目に遭った。1番左翼でフル出場した青木宣親外野手(34)は5打数1安打で6戦連続安打を記録。チームは9回に逆転を許し、連敗となった。

 またも今季地元初勝利はお預けとなった。今季3度目となった本拠地登板。6回まで1失点と快調な投球を続けていた岩隈が突如つかまった。1点リードの7回、先頭のジアボテラに不用意に入った初球を左翼スタンドに運ばれる同点弾を献上。ここまでストライクを先行するテンポの良い投球を続けていた岩隈も「もったいない」と唇をかんだ。

 続く8番ペレスには右翼手の緩慢な守備で二塁打とされると、次打者の犠打で1死三塁のピンチ。踏ん張りどころとなった場面で、1番エスコバルに内角のボール球をうまく左前に運ばれて逆転を許し、ここで無念の降板となった。

 ただ、この日は直球が走り19個のアウトの内10個がフライアウト。トラウト、プホルスという2人の強打者は完璧に抑えただけに「スゲー打たれたなっていう感じはしない。自分が状態が悪くて悩んでるわけでもない」と、結果と内容が伴わないもどかしさを口にした。

 本拠地初白星、そして2勝目から見放される日々は続くが「我慢の時期っていうふうに思うしかない。チームも粘り強い野球をやってくれるので、粘り強く投げて勝ちがつくようなピッチングができるようにやっていきたい」と話す表情に暗さはなかった。

 

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