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【プロ野球】

巨人・高木、4月26日以来の3勝目 阿部のアドバイスも効いた

2016年5月16日 紙面から

巨人−ヤクルト 3勝目を挙げ、笑顔で中継のカメラにVサインする巨人・高木=東京ドームで

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◇巨人3−2ヤクルト

 巨人が今季2度目の4連勝を飾った。1回に亀井の2点適時打などで3点を先制。高木がフォークボールを効果的に使って7イニング2失点で3勝目を挙げた。沢村は10セーブ目。ヤクルトは打線が5安打に抑え込まれて3連敗を喫した。

 巨人が開幕以来2度目の4連勝で首位をガッチリと守った。その立役者が、勝てずに悩んでいた2年目右腕・高木だ。

 7イニングを5安打2失点。4月26日以来の3勝目に高木は「本当に悔しくて下を向くこともあった。絶対勝つんだという気持ちで毎日過ごしていた」。ジャイアンツ球場での練習時、阿部から「俺だったらこういう風に待つけど。左打者はこういうのが嫌だよ」など、打者目線でのアドバイスをもらったという。

 前回の中日戦では相川が捕手を務めたが、今回は小林誠が女房役。同じ年齢の小林誠とは「何度もけんかしました」と意見をぶつけ合ったことを明かした。小林誠も「結構ぶつかったこともありますけど、バッテリーとしてより話し合って、いいものをと思って」と、時に感情的になってまで本音をぶつけたことを認めた。

 結果、高木は自身の連敗を2で止めるとともに、チームを4連勝へと導いた。本拠地・東京ドームではヤクルト戦6連勝。高橋監督も「前回の悔しさは本人にもあったと思う。気持ちが出ていた。何とか試合をつくって7回まできっちり投げてくれた」と目を細めた。この良い流れを17日からの東北シリーズに持っていきたい。 (園田佳子)

 

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