“マグニチュード”と“震度”を簡単に説明
地震大国日本。毎日多くの地震が発生しています。
記憶に新しい「熊本地震」、津波で多くの人がお亡くなりになった「東日本大震災」など、毎年といっていいほど大地震が発生しています。
地震が発生すると、地震速報が発表されます。テレビを見ていると、テロップで表示されますよね。このとき「マグニチュード」と「震度」が表示されていますが、みなさん違いを理解できていますか?例えば、熊本地震の本震の場合、M(マグニチュード)7.3で熊本県西原村と益城町で震度7が観測されています。
今日はこの「マグニチュード」と「震度」について学んでいきましょう!
マグニチュードとは?
マグニチュードとは地震の規模(エネルギーの大きさ)を表す尺度になります。マグニチュードには基準の違いによって何種類かありますが、日本で通常使われているのは気象庁が発表する気象庁マグニチュードになります。マグニチュードでは-2~12の大きさが設定されています。
もう少しマグニチュードをわかりやすくイメージしやすいように説明すると、プレートや断層の破壊が起こった範囲・広さを表す尺度のようなものです。もっとわかりやすく説明すると、日本では昔、地震が起こるのは、地下で“ナマズ”が暴れているからだと伝えられてきました。マグニチュードとは、この地下で暴れるナマズの大きさになります。
マグニチュードは、その数値が1つ大きくなると地震のエネルギーが約32倍になります。2大きくなると地震のエネルギーは32倍のさらに32倍の約1000倍になります。各マグニチュードのエネルギーの大きさが想像しにくいので、以下の表にまとめてみました。
マグニチュード | 地震の規模 | 具体的な例で表すと |
-2.0~ | 極微小地震 | リンゴを床に落としたときの振動レベル |
1.0~ | 微小地震 | 近くで爆発があったレベル |
3.0~ | 小地震 | 震源が浅いとゆれを感じるレベル |
5.0~ | 中地震 | 震源が浅いとかなりゆれるレベル |
7.0~ | 大地震 | 最大震度が6強~7になるレベル |
8.0~ | 巨大地震 | 関東大震災レベル |
9.0~ | 超巨大地震 | 東日本大震災、スマトラ島沖地震レベル |
10.5~ | 生物絶滅級 | 小惑星が地球に衝突レベル |
11.5~ | 地球消滅級 | 地球が真っ二つレベル |
次のページで震度について学ぼう!