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【オバマ氏広島訪問】
ライス補佐官「私たちはいかなる状況でも謝罪しない」「私の歴史観話すつもりない」
ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、オバマ大統領の広島訪問について「興味深いことに日本は謝罪を求めていないし、私たちはいかなる状況でも謝罪しない」と述べた。15日放送の米CNNテレビのインタビューで語った。
原爆投下の是非に関しては「私の歴史観を話すつもりはない」と回答。歴史を学んできた大統領としてオバマ氏には個人的な見解があるはずだと問われると「(原爆投下についてオバマ氏に考えが)ないとは言わない」と述べるにとどめた。
オバマ氏の被爆地訪問は「正しい決断だ」とした上で、第2次大戦の全犠牲者への追悼とオバマ氏が掲げる「核なき世界」への取り組みを訴えるのが目的だと述べた。
広島で戦後70年を経て強固な同盟関係を築いた日米関係に言及する意向も表明し、「未来志向の訪問だ」と強調。軍縮や地域安定化に向けて日本やアジアの同盟国と協力する姿勢を示すことが重要だと主張した。(共同)