人生に多大なる影響を与える一大イベント、就活。
多く人が黒装束に身を包み似合いもしないネクタイを行儀よく結んで、時に笑い、時に涙しながら、サンタクロースに媚び売るように全力で良い子を演じている。
そこにはサイヤ人並みに逆立てた金髪で夜の校舎の窓ガラスを壊して回ったかつての面影など微塵もない。
口を開けば「くそババア!」、何かあったら「メンドくせー」。教科書なんて筆者の写真に独創的なアートを施すために存在してる物。
そんなあなたが今では丁寧にブックカバーの掛けられたビジネスマナー本を暗唱できるまで読み込み、流暢かつ綺麗な日本語で「社会貢献」について熱く語っている。
こんな就活生を見れば、孔子は号泣し、ニーチェも神を崇めだすことだろう。
かくいう私自身も殺伐とした就活戦線へ切り込む兵士の内の一人である。
忙しい自慢は私自身も嫌いであるしウザいとも思うけれども、あえて大きな声で言いたい
疲れた・・・・
本日も面接だった。ここ最近はずっと面接だ。
エントリー数が指数関数的に増えていくのに、内定数は驚くほど0だ。ZERO。360℃どこから見ても0なのだ。私に死角はない。無敵だ。
メンヘラな彼女かな?っていうくらい1日に何度も様々な会社からお祈りメールが届く。
織姫と彦星が年に一回しか会えないことから考えれば、内容はどうであれ毎日色々な子(企業)から大量のメールが送られてくる私はまさにモテモテだと言えるのではないか。
空前絶後のモテ期到来!人生で3回訪れるといわれるモテ期の内の貴重な一回が今来てる?ビバモテキ!!
これは結婚秒読みか??
「どうも世界一ハッピーな男・白いうさぎです。」
くー痺れるー。もう馴染んでる。ヤバい。違和感という違和感がない。
下手すれば嵐の6番目としていきなりスカウトされそうな感すらある。
今なら恥ずかしげなく「俺が1人で7万人を幸せにしてやるよ!」とか言える。
スラスラと出てくる。
ジャニーさんの「youやっちゃいなよ!」という電話を待ちながら、明日からダンスレッスンでも始めてみようと思う。
・・・落ち込んだりもしたけれど私は元気です。
コホン、前置きが長くなってしまった。題名の話題に入ろう。
私はさっき書いたように絶賛就活中な訳ですが、今日行った面接場所の最寄り駅付近には大学がたくさんあったのです。ちょっと興味が湧いて、ぶらぶらしてみたのです。それについて書こうかなと思います。
その最寄り駅がこちらです。
そうです、みんな大好き御茶ノ水です。
ここ御茶ノ水駅は江戸初期に偶然湧いた水を将軍様がいたく気に入り、徳川家康に献上するお茶を立てる水として常用した説に由来し命名された、なかなか興味深い歴史を持つ駅です。(とgoogle先生が言ってた)
歴史方面の知識や教養といった部分に異常にアレルギー反応を示す私はとても有名なはずの徳川家康についても「鳴かないホトトギスを温かく見守れる優しいおっちゃんなんだな~」程度の認識しかない。
「ゆとり世代の学力低下」というフレーズが頻繁に脳裏をよぎるが、全力で無視していこうと思う。ゆとりバンザイ\(^o^)/
またお茶の水は学問の町としての顔も持っており、駅の近くには医科歯科大をはじめ明治大学や日本大学が乱立している。
特に理系の学校が周辺に多いため、最近はやりの「白衣のエンジェル」や「リケジョ」と呼ばれるフェアリーちゃんたちに会えるだろう。
本日は木曜日。なかなか人もいる。私は当然のように浮足立ちまくっていた。
震えるほど手応えを感じない面接を終えて帰路についていた時、明治大学の前を通り
少しばかり訪問してきた。
〈明治大学〉
・外観
・エントランス
綺麗すぎる・・・・
私の学校汚すぎるのか、はたまたこの大学だけずば抜けて綺麗なのか、それともこのレベルの綺麗さが普通で私の大学の「消防法が心配になるくらいの建物」が異常なのか・・・・
ほんとにびっくりした。構内にエスカレーターがあるのか・・・
おかしい・・・うちの大学は虫の息ながらも稼働していた唯一のエレベーターが先日ついにお陀仏になり、階段というおそらく大正時代あたりから親しまれてきた非常にアナログな方法を使っているのに・・・・
私が背もたれやひじ掛けを余すことなく使ってくる面接官2人と孤軍奮闘している間に、年号3つくらい変わった?
二十歳過ぎたら時間の流れがマッハだ!とか大人は言ってたけど、本当だったの?
気付かないうちにバックトゥーザフューチャーしちゃってた?
何のアクションも起こしてないのに時間だけが残酷なまでに過ぎていくなんて、
そんな殺生な。
受け入れたくはないけどこんな絵とか↓
こんな謎のオブジェとか↓
どこをとっても私の知ってる2016年じゃない。
というかここは地球上であるのかすら自信がもてない。
知らない。何もかも。
上の写真で示した絵とかどういう状態を描いたんだ。
オブジェとか何をイメージして、どんなことを表現したんだ。
というかどんな心理状態ならこういう作品ができるんだろうか。
分からないし、私なんかには到底理解できないような次元なのだろう。
これがG-MARCHの実力なのか。東京生まれ東京育ちのシティーボーイなのに、お上りさんと大差ないような感想しか出てこない。俺ら東京さ行くだの気分。
好奇心に任せて粗探しをするも、出てくるのは羨望を孕んだため息ばかり。このときばかりは自分の頭の悪さを恨んだ。心の底から思う。この学校に行きたかった・・・
17階にある学食も全部おいしそうだし
トイレなんて身震いするほどいい景色なんだよ・・
夕方とかになるとトイレからこんなのが見えるし・・
こんなプロポーズに最適な夕焼けが見えるのよ。私には特に相手もいないし、何度も言うようにここトイレだけど・・
部外者は何も言わずに夕日に向かって走っていきましょうか。二人で手に手を取りあって。
隣の芝は青すぎた。狂おしいほどの嫉妬で具合が悪い。今日はキツイお酒で全部忘れよう。
露骨でかつ圧倒的な学歴社会を痛感しまして、、、、
初めてのぶらり旅。知りたくなかったヒエラルキー。
白衣のエンジェル。リケジョにフェアリー。
明治大学のこの建物内でたくさん出会った。お話もできた。温かかった―――。(白衣はいません)
私は文系の学生は100%嫌な奴しかいないという偏見がある。
それが99%くらいになった。実際楽しかった。
そこには私の想像していた大学生活に近いものがあった。
来世、もし何かの手違いで人間に生まれる事が出来たら、明治大学に通いたい、そう思った。
fin。
※写真の全てがピンボケ気味なのは写真を撮るのに慣れていないせいです。ご容赦ください。
P,S 明治大学の悪いところを強いてあげるとするなら
トイレにウォシュレットがついていないことだろう。
ウォシュレットのついていないトイレなんて全く水を弾かない傘のようなものであると覚えておいてほしい。雨とか全部浸透してくる。
。。
何を言っているのか分からないかもしれない。大丈夫だ、君は一人じゃない。少なくとも私も同じ気持ちだ。
おそらくだが私は使い物にならないと言うことを言いたかったらしい。真実のほどはP,Sを書いている途中にトイレにいったら全部忘れてしまったから、永久に闇の中である。