こんばんは
今日はベンチャー企業の社員と話す機会がありました.
すこし将来の「働き方」について考えてみました.
「働き方」を考えるなんて自己啓発もいいところですが,自分のやる気が出るならそれもありなんじゃないでしょうか?
何を基準に働くべきか
そのベンチャー企業の社員は自分の仕事感について語ってくれた.
「大企業でも若いうちから大きな仕事を任せてもらう可能性はあるよ.ただその可能性は低いよ.出世できるのだってほんの一握り.」
「君が将来それなりの給料を稼ぐことは簡単かもしれないけど,そこでたまったお金何に使うの?結局お金だけ残って何も残らないよ.」
その人はまだ20代.でも日本のこれからについてすごく考えていた.いちおう筋も通っていた.
見た目は結構派手だし,でかいこと言っているけどとても親しみが持てた.仕事もできるんだろうなあということが想像できた.
なんと言っても話をしても何のメリットもないただの学生に多くの話をしてくれた.
本来目に見えないはずの「やりがい」というのは幻想だと思っていた.でもその人の瞳の奥からは「やりがい」が透けて見える気がした.
直接そこで働いている人に会わず,インターネットや本だけの情報では結局目に見える「報酬」や「福利厚生」という面でしか判断基準がない.会社の「ビジョン」も社長や役員の「ビジョン」であって,それが末端の社員にまで行き届かせるのは非常に難しいと思う.
今考えないと後で困るのは自分
大企業に入れば問答無用で多くの仕事が待っている.それは上が決めたことで私たちはその上が決めたことにさして疑問も抱かずにひたすら目の前の仕事に打ち込んでいく.
そういった働き方は確かにすごく楽かもしれない.お金もそれなりにもらえて安定だ.
「でももし40代,50代になって自分が会社から追い出されたら大変なことになるよ
思考停止で働いていると後で困るのは自分だよ.」
朝から晩まで研究室で論文を読んだり,実験するのを繰り返している学生たちは,自分の研究内容については本当に深く考えているけど,自分の働き方,生き方についてはどうかな?
研究室の先輩の多くは学校の推薦により就職活動は順調なようだ.
就職活動が始まれば自分は何がしたいのか,どのようなキャリアを築いていきたいのか,考えざるおえないと思う.
それに当てはまるような会社を学校推薦がある企業のリストから選んで就職するのもひとつのやり方ではあると思う.そのほうが私たち学生が本当にやらなければいけない研究に多くの時間を割くことができる.
しかし40代,50代でリストラされても学校は私たちを助けてはくれないでしょう.
「労働者」ではなく「資本家」になれ
労働者とは,自分の命である時間を切り売りして生活する人のことを言うの
この漫画は投資の漫画ですが,時間の投資という意味で就職活動の話も少し載っていました.「労働者」ではなく「資本家」になりなさいという趣旨のことを言っています.
ここでは「資本家」という意味が「起業家」という意味で用いられています.
起業するかどうかは別にして,要するにそういう「社長」とか「創業者」的感覚を持って仕事をしろということなのでしょう.
店長のつもりでアルバイトしろなんて話も意味はだいたい同じでしょう.じゃあ私は「教授」のつもりで研究すればいいのかな笑?
以前にこんな記事を書きました.
何をするかも大事だし、どこで働くかも大事だと思います。でも一番大事なのは誰と働くかということなんでしょう。
3ヶ月前の私はこう結論付けました.今もその考えは変わっていないです.
今回縁あって社会人の人と話すことができたのはいい機会だったと思います.
「社長」とか「創業者」的感覚を持って仕事をするためには,規模が小さいベンチャーもいいよっていうのがその社会人のお話でした.もっとたくさん人から話を聞いてみたいですね.
意識高い系だろうとなんだろうと,何もやらずに家でごろごろしているよりはよっぽどマシです.
さいごに,今日書いたことはあくまで就職活動もしていないただの学生の意見です.これからその考えも変わっていくかもしれませんが,「働き方」を模索し続けていくことに変わりはありません.
ではまた