モバイルルーター×格安SIMという使い方。厳選ルーターを紹介
この記事の目次
「格安SIM」と聞くとすぐにスマートフォンで使うことを思い浮かべがちですが、実はモバイルルーターに入れて使うことも出来ること、ご存知でしたか?モバイルルーターを使えば1枚のSIMで複数台のガジェットを使ったり、SIMカードスロットのついていないWiFi対応モデルを、外へ持ち出して使うことも可能です。
ここではそんな格安SIMを入れたモバイルルーターの使い方やお勧めのモバイルルーターをご紹介します。
モバイルルーターで格安SIMを使おう
「スマホの電池の持ちが悪いから2台持ちにしたいが2台分の料金は払えない」「携帯電話会社に勧められてスマホとタブレットの2台契約をしたが料金が高いので困っている」「スマホをテザリングに使うと接続が不安定な上に電池がすぐなくなる」といった悩みは、「モバイルルーター+格安SIM」を使うことで解消出来る可能性があります。
意外に落とし穴な「モバイルルーター+格安SIM」
「モバイルルーター」とはこのようなものです。
出典:NTT DOCOMO, INC.![]()
上の画像はドコモのL-02Fというモバイルルーターですが、最近のモバイルルーターはどれもこのような形をしています。
モバイルルーターにはSIMカードが挿せるようになっています。つまりこれはインターネットと通信をするもので、ドコモでL-02Fを買う場合はデータ通信専用プランに対応したSIMを契約して使うことになります。
しかしモバイルルーターは単体で使うものでなく、インターネット接続したいWiFi機器を繋いで使うためのものです。
出典:Apple Inc.![]()
例えばアップルから出ている「iPod touch」。これ自体にSIMカードを挿すことは出来ませんが(iPod touchに電話機能を持たせたのがiPhone)WiFiに対応しています。つまりモバイルルーターにWiFi接続することによって、モバイルルーターを介してインターネットを使うことが出来るようになります。
出典:Amazon.co.jp![]()
こちらはアマゾンで販売されている「Kindle Fire HD 6」というタブレット端末です。これもiPod touch同様にSIMカードは挿せませんがWiFiに対応しているので、モバイルルーター経由でインターネット接続が出来ます。
また、最近のスマホはほとんどのものがWiFiに対応していますので、スマホ自体にSIMカードが入っていなくてもモバイルルーター経由でインターネット接続が出来ます。他にもiPadを始めとした様々なタブレット端末も(SIMカードスロットの有無は別にして)接続して使うことが出来ますし、もちろんノートパソコンを繋いで使うことだって出来ます。つまりモバイルルーターとは「インターネットへ接続するための中継基地」です。
なお、端末にもよりますが同時に接続出来る最大の台数は概ね10台から15台程度、電波の届く範囲は30メートル前後になると思われます。例えばカバンの中にモバイルルーターを入れておいたとして、そこを中心に半径30メートル程度の範囲にいればあらゆる機器を接続して使うことが出来るわけです。可能であればベストはポケットに入れたりして身につけておくことでしょう。
冒頭にご紹介したL-03Fはドコモで販売されているものなので、これを購入しようとすると当然のように回線契約もする必要があります。しかしキャリアで販売されているスマホに対してSIMフリースマホが存在するように、モバイルルーターにも「SIMフリーモバイルルーター」というものが存在します。その数もどんどん増えつつあるので、予算や欲しい機能に合わせて好きなものを選び、MVNOの格安SIMを挿して使うことが出来ます。最近ではMVNOがモバイルルーターと格安SIMを組み合わせて販売することも多くなってきています。
また、中古スマホがあるように中古モバイルルーターも市場にはたくさん存在します。スマホのように肌身離さず持って常に触るものではないですし、傷がついていようが塗装がハゲていようが機能さえしっかりしていれば構わない、という人は中古モバイルルーターを狙う、という手もあります。ドコモで販売されたモバイルルーターであればドコモ系のMVNO(=mineo(マイネオ) とUQ mobile(UQモバイル) 以外)の格安SIMを使うことが出来ます。
キーワードは「LTE対応」「容量無制限」
「SIMフリーモバイルルーター、もしくは中古モバイルルーターにMVNOの格安SIMを入れてWiFi対応機器を接続して使う」という方法をご紹介したわけですが、これを実践する上で大事なキーワードは「LTE対応を選ぶ」ということです。「3G」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、LTEとは3Gの拡張版「3.9G」の高速データ通信規格の呼称です。ひと言で言えば「速い」ということになります。ちなみにドコモではLTEのことを「Xi(クロッシィ)」、auでは「4G LTE」、ソフトバンクでは「SoftBank 4G LTE」と呼んでいます。モバイルルーターを選ぶ時は、必ずこのLTEに対応したものを選ぶようにしましょう。少し古いものになると対応していない場合があるので、特に中古で調達しようと考えている場合は要注意です。
MVNOの格安SIMは出来れば「データ通信容量無制限」のものを選びたいところです。1台のスマホにSIMを入れて使っている場合はその端末の使用状況さえ注意していればいいですが、モバイルルーター入れて様々な機器を接続して使うとなると使用状況の管理が煩雑になるからです。
データ通信容量無制限のMVNOはいくつかありますが、例えばU-mobile(ユーモバイル)では、「U-mobile LTE使い放題」プランとして、月2,480円で下り最大150Mbpsの高速通信を楽しめるプランを提供しています。
出典:U-mobile
また、ぷららモバイルLTEでは「ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン」という商品があり、月2760円で高速データ通信が使い放題になります。
出典:ぷららモバイルLTE![]()
b-mobile(ビーモバイル)というブランド名でサービスを展開する日本通信では、「b-mobile SIM 高速通信」という商品で月々1980円で高速データ通信が使い放題です。
出典:日本通信![]()
モバイルルーターに挿して使うSIMとしては、このような「高速データ通信無制限」のものを選んだ方が、より特徴を生かした使い方が出来ると言えるでしょう。
おすすめモバイルルーターをご紹介
ここではLTE対応モバイルルーターの中からお勧めしたいものをいくつかピックアップしてご紹介します。
AtermMR03LN
出典:NEC![]()
2015年3月現在、ドコモ系MVNOに対応したLTE対応モバイルルーターとしてはAtermMR03LNがベストチョイスと言っても過言ではありません。
出典:NEC![]()
その理由はいくつかありますが、最も大きいのはモバイルルーターとしては世界で初めて「Bluetooth通信によるテザリング」対応したということです。スマホやタブレットと繋ぎっぱなしの状態で、WiFi接続ならバッテリーが12時間しか持たないのに対してBluetooth接続なら24時間持ちます。これは同時にスマホやタブレット側のバッテリーの節約にもなります。
また、ドコモの「クアッドバンドLTE」に対応しているため、非対応のモバイルルーターに比べてより多くのLTE周波数帯に対応しています。これは日本全国あらゆるところで「より速い速度で」「より繋がりやすくなる」ということです。厚さ11ミリ、重さ105グラムと最近のモバイルルーターの中では最薄最軽量であることも日常の持ち歩きやすさを考えた時に評価出来る点ですし、NEC系列のNECアクセステクニカ製という点も安心です。
気になる値段はアマゾンなどのネット通販で約21000円前後となっています。
ドコモ WiFi STATION L-02F
出典:NTT DOCOMO, INC.
これは冒頭にモバイルルーターの一例としてご紹介したものですが、おすすめ機種の1つでもあるので再登場です。
クアッドバンドLTE対応機種であることはAtermMR03LNと同じです。しかし難点は「モバイルルーター自体の大きさ」です。重さは約600グラム、厚さは約5ミリとAtermMR03LNの約5倍から6倍の大きさです。この理由はバッテリーの大きさにあります。AtermMR03LNのバッテリー容量が2,300mAhなのに対してL-02Fは3,600mAhと1.5倍以上あります。AtermMR03LNはBluetooth通信が可能なので、省エネ設計なのは間違いなく、電池容量が少なくても困ることはあまりないかもしれませんが、L-02Fには「より大きなバッテリーを搭載している安心感」というのはあると思います。その分大きさが犠牲になっているわけですが、この点をどう評価するかは使う人次第、ということになるでしょう。
ただしL-02Fのアマゾン等での実売価格は15,000円前後です。AtermMR03LNは大人気ということもあり価格が高止まりしている感がありますが、L-02Fは少しずつ下落していますので、今後更に安くなる可能性があります。安さと小ささのうち、安さを優先する方にとってL-02Fはコストパフォーマンスが高い機種ということになるでしょう。
「モバイルルーター×格安SIM」という使い方のまとめ
今やスマートフォンのみならず、タブレットや携帯音楽プレイヤー、携帯ゲーム機などありとあらゆる身の回りのものがWiFi接続に対応している時代です。これらの機器を1人で2つ3つと日常的に使っている方も少なくないでしょう。
モバイルルーターが1台あれば、これらを全てインターネットに接続して機能をフル活用出来ます。そしてそのような用途にこそMVNOの格安SIMはピッタリです。
格安SIMにはここで紹介したデータ容量無制限のものから、月々1,000円以下で使えるものまで様々なものが揃っています。「SIMチェンジプラン診断」で最適な格安SIMを見つけて下さいね。