富士重工と日本IBM、高度運転支援システム分野での協業を開始

NO BUDGET 2016年05月15日 07時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 富士重工業と日本IBMは4月25日に、高度運転支援システム分野における、実験映像データの解析システムの構築、クラウドや人工知能技術に関する協業などを検討することで合意したと発表した。

 富士重工は日本IBMと協力して、ステレオカメラを用いた運転支援システム「アイサイト」などの先進安全システムの膨大な実験映像データを集約し、統合的に管理するシステムを構築。4月に運用を開始した。これにより、開発者が必要とするシーンの実験映像データの検索や解析が容易となり、高度な運転支援の実現に向け、大幅な開発効率の向上につながる見込みがついた。

TechRepublic Japan関連記事

 さらに今後は、IBMクラウドを基盤とした自動車業界向けインターネット(IoT)ソリューションである「IBM Watson Internet of Things (IoT) for Automotive」を活用した新たなシステムの構築に向けた検討や、高度な運転支援の実現に向けて、クラウドおよび人工知能分野における最新技術の特性を把握し、高度運転支援システムにおける技術適用の可能性の検証などを進めていく。

 富士重工では「自動車事故をゼロにすること」を目指し、アイサイトで実証された安全性能と信頼性をさらに進化させ、スバルらしい自動運転の実現に向けた技術開発を進めている。今回の日本IBMとの協業は、その開発を加速させ、技術レベルを飛躍的に進化させるためのベースとなるものという。同社では、今後も自動車を楽しむための安全技術として運転支援システムを磨き続けるとしている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
データドリブンな経営
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
林雅之「スマートマシン時代」
デジタルバリューシフト
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
モバイルファーストは不可逆
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ベネッセ情報漏えい
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
OS
XP後のコンピュータ
スペシャル
より賢く活用するためのOSS最新動向
HPE Discover
Oracle OpenWorld
AWS re:Invent 2015 Report
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
マーケティングオートメーション
AWS re:Invent 2014
Teradata 2014 PARTNERS
Dreamforce 2014
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
VMworld 2014
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化
NSAデータ収集問題