熊本城 大分の和太鼓グループが演奏で激励

熊本城 大分の和太鼓グループが演奏で激励
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地震で大きな被害を受けた熊本城の広場で、大分県の和太鼓のグループが演奏やダンスを披露し、被災した人たちを励ましました。
催しが行われたのは、地震で大きな被害を受けた熊本城の中で立ち入りが規制されていない「二の丸広場」です。
演奏は、大分県竹田市を拠点に活動する和太鼓のグループ「DRUM TAO(ドラム・タオ)」が、被災した人たちを励まそうと企画しました。
このグループは太鼓とダンスなどのパフォーマンスを組み合わせた演奏が特徴で、15日は復興を応援しようと作った曲を披露しました。この曲には熊本を代表する民謡「おてもやん」のリズムが取り込まれ、熊本城を築いた戦国武将、加藤清正をたたえる口上も盛り込まれています。
広場には市民などおよそ1000人が集まり、演奏やパフォーマンスに見入っていました。地震で自宅が半壊したという熊本市の60代の女性は「力強い演奏に勇気づけられました。地震に負けず前を向いて進んでいきたいと思います」と話していました。
グループの代表で熊本市出身の藤高郁夫さんは「熊本が復興するまで何度でも訪れて、被災した方々を勇気づけていきたい」と話していました。
グループは年末までに海外を含むおよそ300か所で演奏を予定しているということで、演奏会場で募金活動も行いたいとしています。