蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】関東大学サッカー 1年生原岡が劇的ゴール 流通経大が茨城ダービー制した2016年5月15日 紙面から
◇流通経大1−0筑波大流通経大がルーキーの劇的ゴールで茨城ダービーを制した。第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は14日、各地で第7節第1日の1部3試合、2部1試合を行い、1部では、2年ぶりの茨城ダービーで、流通経大が前節まで首位の筑波大に1−0で競り勝った。後半ロスタイム、途中出場のMF原岡翼(1年・大津)が大学初得点となる決勝点を挙げた。前節まで3位の桐蔭横浜大は同4位の早大に2−0から追いつかれて引き分けたが、得失点差で暫定首位。残りの1部3試合と2部5試合は15日に行われる。 誰よりも望んでいた初ゴールを土壇場で決めた。1年生ながら、開幕戦を含む4試合に先発していた原岡だ。0−0の後半43分に登場して6分後。MF吉田光(4年・前橋商)が粘って頭で前線へとつないだボールを左サイドで受け、左足を思い切り振り切ると、逆サイドのポストに当たってゴールに吸い込まれた。 昨年、高円宮杯U−18プリンスリーグ九州で17得点を挙げて得点王に輝いた背番号「24」は筑波大を首位から引きずり下ろす一撃に「点を取ることだけを考えていました。筑波大には大津の先輩(MF野口)もいましたし、勝ってやろうと思っていました」と、ほおを緩めた。 上位を走る桐蔭横浜大のDF真鍋旭輝(ひかる)は高校の同期で、すでに第3節で初得点を決めていた。先を越された原岡は「旭輝に負けていられない」と、悔しい思いでいっぱいだった。一方で、出身は福岡県ながら、高校時代を過ごした熊本が大地震に見舞われ、心を痛めていた。「熊本を元気づけたいと思っていましたし、友人からは『おまえはそっちで頑張れ』とメールをもらっていました」。被災地の友へ贈る初得点にもなった。 今季3勝目を挙げ、順位こそ暫定7位とはいえ、現時点で首位グループと勝ち点2差の10。この日、気合を入れるために丸刈りで登場したMF塚川孝輝主将(4年・広島観音)はトレードマークの笑顔を輝かせ、「調子のいい筑波大に勝てたことはプラスです。これから連勝していきたいですし、髪とともに成長していきたいですね」と、低迷からの完全復活を誓った。 (関陽一郎) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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