蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】大久保2発、川崎首位 J1出場350試合自ら飾る2016年5月15日 紙面から
◇J1第1S第12節 川崎3−1神戸川崎のFW大久保が自身のJ1出場350試合目となった古巣・神戸戦で勝ち越し弾など2ゴールを挙げ、チームの勝利、暫定ながら首位浮上に貢献。「節目の試合にチームも勝って、点も取れて本当に良かった」と白い歯を見せた。 2得点ともベテランならではの冷静さが光った。後半12分のPKは相手GKが先に動いたのを見極めた上で左隅に流し込んだ。その6分後、MF登里の浮き球パスに呼応した決勝弾は、飛び出してきたGKの頭上をループで抜いた。登里とは前夜、通信アプリで「アシストできるように早く寝ろ」などとやりとり。それが現実となったが、「ノボリ(登里)は狙って出していない。あれはアシストじゃない。(記録を)取り消して(笑)」と大久保。自分に厳しい男は後輩にも厳しかった。 試合前、350試合出場祝福セレモニーで、3人の息子から花束を贈られた。「いいところを見せられた? そういう意味でも良かったですね」。そう話す顔は父親のそれだった。 リオ五輪にオーバーエージ枠で出場する可能性が出てきた。U−23日本代表の手倉森監督がリストアップしたことを明かした。「まだ何とも言えないが、名前が出て断る選手はいない」と大久保。間もなく34歳になるが、その非凡な得点力はもちろん、サッカーに向ける情熱は衰えを知らない。 (内田修一) PR情報
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