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【サッカー】

浦和ドローで首位陥落 親会社の資本提携合意後初の試合

2016年5月15日 紙面から

浦和−新潟 前半、PKを失敗し悔しがる興梠(右)=埼玉スタジアムで

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◇J1第1S第12節 浦和0−0新潟

 浦和が、新潟と0−0で引き分けた。筆頭株主の三菱自動車が横浜Mの親会社である日産自動車と資本業務提携に基本合意し、Jリーグ規約抵触の心配も出てきてから初の試合だったが、4連勝でストップし、首位の座も川崎に明け渡した。川崎はFW大久保が2ゴールの活躍をし、神戸に3−1で逆転勝ちした。

 浦和はピッチ外の喧騒(けんそう)を吹き飛ばす勝利をつかめず、1試合少ないながらも暫定で川崎に首位を明け渡した。15位の新潟を相手にスコアレスドローに終わり、4連勝でストップ。DF槙野は「(ピッチ外の問題は)まったくなかった。でも、モヤモヤするゲームだった」と振り返ったが、ブーイングはほとんど起きなかった。

 燃費データ不正問題を起こした筆頭株主の三菱自動車が12日、日産自動車と資本提携で基本合意したと発表、Jリーグにも飛び火した。横浜Mの親会社である日産の傘下に入れば、1つのオーナーが複数クラブを支配することを制限するJリーグ規約に抵触する可能性が浮上。今後が不透明な中で迎えた初めての試合となったが、この問題に対する横断幕が張られることはなかった。

 淵田敬三社長はスタジアム巡回中にファンに対して「安心してください。浦和レッズとして自立しているので心配はない。赤のまま戦っていきます」と説明したという。この日、熱狂的なサポーターは冷静な対応をした。だが、ピッチ内は前半20分にFW興梠がPKを失敗して得点機を失うと、新潟の鋭い速攻に四苦八苦。冷静さを欠いた。主将のMF阿部も「カウンターを受けすぎた」と反省を口にした。

 4日後には18日にACL決勝トーナメント1回戦・FCソウル戦が控える。槙野は言葉に力を込め言った。「勝ちきることで、周りのごたごたを蹴散らすサッカーをするしかない」。筆頭株主の三菱自から派生した“騒動”を封じ込めるためにも、赤い悪魔には壮快な勝利が求められる。 (占部哲也)

 

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