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【大リーグ】

青木痛恨ベース踏み忘れ 8回生還できず9回逆転負け

2016年5月15日 紙面から

エンゼルス戦の3回、左中間への三塁打で、三塁へ滑り込むマリナーズ・青木=シアトルで(ゲッティ・共同)

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◇エンゼルス7−6マリナーズ

 【シアトル穐村賢】大リーグは13日、各地で行われ、マリナーズの青木宣親外野手(34)は痛恨の珍プレーをしてしまった。エンゼルス戦に「1番・左翼」で出場した青木は、一塁走者だった8回1死、打者が中越え打を放った際、二塁ベースを踏み忘れるチョンボ。踏み直しに戻った影響でホームに生還できず、追加点を奪えなかったチームは9回に逆転負けをしてしまった。

 青木がチームの敗戦に直結するまさかの珍プレーをやらかした。先頭打者として四球で出塁した1点リードの8回の攻撃。1死後に3番カノの放った中越え打で勢いよく二塁を回ったまでは良かったが、直後、5メートルほど通過したところでなぜか急ブレーキをかけて、慌ててベースを踏みに戻った。

 「明らかに(ベースを)踏んでないのが自分でも感触で分かったから戻った。絶対にホームまでかえるっていう気持ちがあって、ちょっと打球を目で追いすぎた」

 二塁へ戻った時間が災いして青木は三塁止まり。後続が倒れてこの回無得点に終わると、9回には守護神シシェクが2点を失い、1点差での逆転負けとなった。

 自らの失態が絡んでの敗戦に、試合後もバツの悪そうな顔を浮かべた青木は「自分も初めてのことだった。こんなことあるんだなって」と気持ちの整理がつかない様子。日米のメディアから走塁ミスに関する質問が繰り返されると「一瞬、踏んでないのが分かったから、そのままいっちゃおうと思った」と明るく繕うのに必死だった。

 3回の第2打席では、気迫のヘッドスライディングでタッチをかいくぐっての三塁打で5戦連続安打を記録。そのほかの打席でも2つの四球を選ぶなど、先頭打者として役割を果たしただけに、悔やんでも悔やみきれない走塁ミスとなってしまった。

 

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