石倉三郎、蜷川幸雄さんから出演オファー２度受けるも「スケジュールの都合で…」

　芸歴５０周年の俳優・石倉三郎（６９）が１５日、東京・八重洲ブックセンターで行われた自叙伝「粋に生きるヒント」（ＫＫロングセラーズ）の出版を記念してサイン会を行った。

　「料金も安い（１０００円）から読んで欲しいな。『粋に生きる』とは、やせ我慢するってことでしょうね」。石倉自身、大の読書家。家に置き場がないくらい本があり、倉庫にも預けているという。

　この本には、芸名の「倉」をもらった恩人、高倉健さんとのエピソードも。「何度も役者辞めたいと思ったけれど、健さんにずっと続ける約束したから。辞められませんよ」と苦笑した。

　また１２日亡くなった演出家の蜷川幸雄さん（享年８０）から、出演依頼を受けていたことを明かした。「２度もオファーいただいたのに。スケジュールの都合で無理で。残念ですね。縁のものですからね」と仕事の巡り合わせについてしんみり話していた。