2013年10月28日、韓国・聯合ニュースによると、韓国関税庁は2011年8月〜2013年8月の間に、人肉カプセルの密輸事件を94件摘発したことを明かした。押収した人肉カプセルは4万3607粒に及ぶという。中国新聞網が伝えた。
人肉カプセルの製造元は中国。死産した胎児の肉を粉末にしてカプセル剤にしたもので、滋養強壮効果があるとうたわれている。韓国国内では、30〜50粒が6〜9万ウォン(約5500〜8300円)で取引されているという。
2013年1〜8月には25件(1万420粒)を摘発し、昨年6月には初めて米国を経由して韓国へ郵送されたケースを摘発している。
人肉カプセルは反倫理的な犯罪行為であるだけでなく、製造過程が不衛生なため、健康被害も懸念される。韓国食品医薬品安全庁によると、人肉カプセルからはB型肝炎などのウィルスが検出されたこともあるという。
韓国の税関では検査を強化するなどしているが、人肉カプセルの密輸は後を絶たない。(翻訳・編集/北田)