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    100本中99本的中させた大学生…弓道

    • 百射会で、冷静に矢を放ち続けた高柳さん(5日、明治神宮で。桜美林大提供)
      百射会で、冷静に矢を放ち続けた高柳さん(5日、明治神宮で。桜美林大提供)

     明治神宮(渋谷区)で5日に行われた第54回都学生弓道連盟「百射会」で、東京都町田市にある桜美林大弓道部の高柳昂平さん(19)(リベラルアーツ学群2年)が、100本中99本を的に当て優勝した。

     8時間にわたって矢を放つ、強靱きょうじんな体力と精神力が求められる中での好記録だった。

     大会では、都内の大学から48人が出場し、交代で矢を放ち続けた。高柳さんは39本目で的をはずしたものの、その後の61本はすべて当て、2位の日本大学の選手に4本の差をつけた。これまで同大会で、100本すべて当てた選手は1人しかおらず、99本も数人しかいないという。

     これにより、連続で36本以上当てた選手に贈られる「連中賞」も、ただ一人受賞した。

     桜美林大弓道部は、女子の強豪校として知られてきたが、男子も2013年に全日本学生弓道王座決定戦で優勝するなど、力をつけている。その中で高柳さんは、100本放っても疲れない体力と的をはずしても動揺しない精神力を培い、部内の選考を突破した。

     優勝を受けて高柳さんは「練習と同じ平常心を保てた。今後の目標は、(弓道部男子として)2回目の王座決定戦優勝」と話している。

    2016年05月14日 08時24分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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