最近、巷に蔓延るモンスター患者、家族について書きましたが、
私自身、可能な限り親身になって診ていたつもりだった患者さんが
モンスターだったことには気がつきませんでした。
今年の3月にセカンドオピニオンに来られ、
4月から治療を開始した患者さんです。
その前に1年近く、
あまり受けるべきではないと思われる治療を
受けてこられたかたです。
本日、ある別の患者さんが、
「先生もこんなにアッサリ治療方法無し宣言をするのですか?」
と言って、
そのモンスター氏が書いているというブログを
プリントして持参されました。
たしかにそのブログには、
そのモンスター氏が宿したガンに対して、
「梅澤医師が、ある3種類の有力な抗癌剤が効かなくなったからには、
健康保険で使えるクスリは無い」
と、アッサリ言い放ったように書かれていました。
そして、その私の言葉により、
深く傷つけられた旨のことが綴られていました。
私の言い方に不備があったのであれば、
心からお詫びします。
本当に申し訳ありませんでした。
しかし、
そのモンスター氏の場合、
効く可能性は高くはないですが、
他にも、健康保険でも許されているクスリはいくつか残されていますし、
実際にそのモンスター氏にも使っています。
そんなにアッサリと、
治療薬無し宣告は
私はしていません。
さらにそのブログではハーセプチンなどを取り上げていましたが、
そのモンスター氏は、
ハーセプチンが効くために必須である
ハーツー蛋白は持っていないことが、
検査の結果判明して、
効果は無いであろうことはハッキリと伝えてあります。
それは、そのブログの日付以前に判明しています。
仮に健康保険で使えるクスリが無くなっても、
そのハーセプチンのように、
健康保険の枠を超えれば、
まだ考えられるクスリは存在しています。
さらに、そのモンスター氏には
まだ、話はしていませんでしたが、
氏を一番苦しめている症状を
何とか改善させるために、
有効と思われる
別のいくつかの治療手段を使うことも考えていました。
氏は、一見真摯に、
ガンに立ち向かおうとされているように見えましたので、
私は、それほど簡単には諦めません。
治療のクスリが無いなどとは言いません。
どのクスリを使っても、
激しい副作用に悩まされてしまい、
さらにどのクスリも効かない患者さんでは、
「辛く苦しい抗癌剤治療よりも無治療というのも、
一つの考え方ですよ」
と言うことは、ごく稀ですがあります。
その患者さんは、
他の患者さんに対して、
「梅澤に、もう来るなと言われた」
と言っていました・・・・
しかし、モンスター氏の場合、
私の治療では、
他の患者さん同様、
大きな副作用を訴えませんでしたので、
まだまだ治療の方法はあると考えていました。
無い知恵を絞って探し出そうとしていました。
それを、ブログと言う手段を使って、
私の実名を挙げ、
言ってもいないことを、
言われて大きく傷ついた。
と訴えられては、
堪ったものではありません。
裁判にならないだけマシかも知れませんが、
私は何を言われても傷つくことはないとでもお考えなのでしょうか。
そのモンスター氏は、
来週、来られる予定になっています。
そのとき、
お別れの挨拶をするだけで、
私はその患者さんを二度と診ることはありません。
他の治療も紹介する算段をしていましたが、
すべて止めました。
その治療がうまくいかなかった場合を考えると、
その医者に大きな迷惑がかかります。
また、そのブログでは、
私は処方していないクスリ?を服用している、
などと書かれていましたが、
私はそれは処方していません。
患者さんと医者、
人間同士の言葉のやり取りですから、
その受け取り方で、
大きく意味が違ってくるとは思います。
しかし、そのご自身の勝手な思い込みを、
他の患者さんも見るであろうブログという手段で、
実名で公に公表するような行為が、
真っ当な患者さんがすることだとは思いません。
そして、思い込みだけではなく、
何故、明らかに真実と違うことまで書かれるのか、
理解に苦しみます。
やはりモンスターだと考えます。
私も、無い知恵を絞って、
そのモンスター氏に尽くしてきたつもりですが、
このようなかたちで裏切られることは、
本当に悲しく感じます。
同時にこんなに身近にモンスターがいたことに愕然とさせられました。
私の治療は、
すべての患者さんで違うガンと
それを宿した患者さんの個性を最重要視して、
個々の患者さんに最適と思われる手当てをしていくことを旨としています。
それには神経もすり減らします。
しかし、それに対して、
こうもアッサリと裏切られるとは、
やはり標準治療が、
患者さんにも、医者にもベストであるように感じました。
モンスター氏の場合、
標準治療だけの病院では、
かなり前から、
「治療方法はありません」
という状態でした。
標準治療ではそれが当たり前ですから、
患者さんからも文句は出ないことでしょう。
文句は言う方も
言われる方も疲れますから、
切り捨てるのが当たり前の標準治療がべストです
神経をすり減らして、
個々の患者さんに合わせた治療をしていて、
このようなモンスターを見ると、
悲しさを通り越し、
馬鹿馬鹿しくなります。
やはり、患者さんと医者は
本当にアカの他人ですね。
気心の知れない他人を思いやったりすると
酷い目に遭うようです。
いい教訓を受けました。
以上 文責 梅澤 充
私自身、可能な限り親身になって診ていたつもりだった患者さんが
モンスターだったことには気がつきませんでした。
今年の3月にセカンドオピニオンに来られ、
4月から治療を開始した患者さんです。
その前に1年近く、
あまり受けるべきではないと思われる治療を
受けてこられたかたです。
本日、ある別の患者さんが、
「先生もこんなにアッサリ治療方法無し宣言をするのですか?」
と言って、
そのモンスター氏が書いているというブログを
プリントして持参されました。
たしかにそのブログには、
そのモンスター氏が宿したガンに対して、
「梅澤医師が、ある3種類の有力な抗癌剤が効かなくなったからには、
健康保険で使えるクスリは無い」
と、アッサリ言い放ったように書かれていました。
そして、その私の言葉により、
深く傷つけられた旨のことが綴られていました。
私の言い方に不備があったのであれば、
心からお詫びします。
本当に申し訳ありませんでした。
しかし、
そのモンスター氏の場合、
効く可能性は高くはないですが、
他にも、健康保険でも許されているクスリはいくつか残されていますし、
実際にそのモンスター氏にも使っています。
そんなにアッサリと、
治療薬無し宣告は
私はしていません。
さらにそのブログではハーセプチンなどを取り上げていましたが、
そのモンスター氏は、
ハーセプチンが効くために必須である
ハーツー蛋白は持っていないことが、
検査の結果判明して、
効果は無いであろうことはハッキリと伝えてあります。
それは、そのブログの日付以前に判明しています。
仮に健康保険で使えるクスリが無くなっても、
そのハーセプチンのように、
健康保険の枠を超えれば、
まだ考えられるクスリは存在しています。
さらに、そのモンスター氏には
まだ、話はしていませんでしたが、
氏を一番苦しめている症状を
何とか改善させるために、
有効と思われる
別のいくつかの治療手段を使うことも考えていました。
氏は、一見真摯に、
ガンに立ち向かおうとされているように見えましたので、
私は、それほど簡単には諦めません。
治療のクスリが無いなどとは言いません。
どのクスリを使っても、
激しい副作用に悩まされてしまい、
さらにどのクスリも効かない患者さんでは、
「辛く苦しい抗癌剤治療よりも無治療というのも、
一つの考え方ですよ」
と言うことは、ごく稀ですがあります。
その患者さんは、
他の患者さんに対して、
「梅澤に、もう来るなと言われた」
と言っていました・・・・
しかし、モンスター氏の場合、
私の治療では、
他の患者さん同様、
大きな副作用を訴えませんでしたので、
まだまだ治療の方法はあると考えていました。
無い知恵を絞って探し出そうとしていました。
それを、ブログと言う手段を使って、
私の実名を挙げ、
言ってもいないことを、
言われて大きく傷ついた。
と訴えられては、
堪ったものではありません。
裁判にならないだけマシかも知れませんが、
私は何を言われても傷つくことはないとでもお考えなのでしょうか。
そのモンスター氏は、
来週、来られる予定になっています。
そのとき、
お別れの挨拶をするだけで、
私はその患者さんを二度と診ることはありません。
他の治療も紹介する算段をしていましたが、
すべて止めました。
その治療がうまくいかなかった場合を考えると、
その医者に大きな迷惑がかかります。
また、そのブログでは、
私は処方していないクスリ?を服用している、
などと書かれていましたが、
私はそれは処方していません。
患者さんと医者、
人間同士の言葉のやり取りですから、
その受け取り方で、
大きく意味が違ってくるとは思います。
しかし、そのご自身の勝手な思い込みを、
他の患者さんも見るであろうブログという手段で、
実名で公に公表するような行為が、
真っ当な患者さんがすることだとは思いません。
そして、思い込みだけではなく、
何故、明らかに真実と違うことまで書かれるのか、
理解に苦しみます。
やはりモンスターだと考えます。
私も、無い知恵を絞って、
そのモンスター氏に尽くしてきたつもりですが、
このようなかたちで裏切られることは、
本当に悲しく感じます。
同時にこんなに身近にモンスターがいたことに愕然とさせられました。
私の治療は、
すべての患者さんで違うガンと
それを宿した患者さんの個性を最重要視して、
個々の患者さんに最適と思われる手当てをしていくことを旨としています。
それには神経もすり減らします。
しかし、それに対して、
こうもアッサリと裏切られるとは、
やはり標準治療が、
患者さんにも、医者にもベストであるように感じました。
モンスター氏の場合、
標準治療だけの病院では、
かなり前から、
「治療方法はありません」
という状態でした。
標準治療ではそれが当たり前ですから、
患者さんからも文句は出ないことでしょう。
文句は言う方も
言われる方も疲れますから、
切り捨てるのが当たり前の標準治療がべストです
神経をすり減らして、
個々の患者さんに合わせた治療をしていて、
このようなモンスターを見ると、
悲しさを通り越し、
馬鹿馬鹿しくなります。
やはり、患者さんと医者は
本当にアカの他人ですね。
気心の知れない他人を思いやったりすると
酷い目に遭うようです。
いい教訓を受けました。
以上 文責 梅澤 充