１４日朝愛知県春日井市で資源ごみの持ち去りの警戒にあたっていた市の職員が、回収場所に横付けしていた不審なトラックを見つけて声をかけようとしたところトラックが急発進しました。
職員が停止を求めてドアにつかまりましたが、ふり落とされて頭にけがをし、警察は殺人未遂の疑いで捜査しています。
１４日午前７時半すぎ、愛知県春日井市石尾台で資源ごみの持ち去りの警戒にあたっていた市の４６歳の男性職員が、回収場所に横付けしていた不審なトラックを見つけてドライバーに声をかけようとしたところ急発進しました。
警察によりますと、職員がドアにつかまって止まるよう求めましたが、トラックは走り続け、数十メートル離れたところでふり落として走り去りました。
男性は頭にけがをしました。
調べによりますと、トラックは色が白で、運転していたのは年齢が５０代ぐらいの男とみられ、白髪交じりで作業着を着ていたということです。
警察は殺人未遂の疑いで捜査しています。
警察によりますと、現場や周辺ではアルミ缶などの資源ごみの持ち去りが相次いでいて、４月２日には、金属ごみを無断で回収していたとして追跡されていた軽トラックが、警察のパトカーに体当たりして逃げる事件も起きています。
近くに住む７４歳の男性は「２年ほど前から資源ごみを勝手に持ち去るトラックを見かけていた。もっと早くから対応してほしかった」と話していました。