自民党の伊達忠一参院幹事長は13日の参院議員総会で、「党本部の選対責任者らと相談しながら、7月10日の参院選に対応していきたい」と述べた。

 参院選の投開票日はまだ正式に決まっておらず、7月10日になるとの見通しを示した伊達氏の“フライング”発言に、党内では「すでに選挙モードで思わず口が滑ったのだろう」との見方が広がった。谷垣幹事長はその後の記者会見で、「常識的にはそこになるだろうと思って、みんな発言しているが、まだ決めたわけではない」と語った。

 政府は、今国会閉会後に選挙日程を閣議決定する見込み。改選議員の任期満了日(7月25日)と、選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法施行日(6月19日)などを踏まえ、投開票日は7月10日が有力視されている。