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【中国スポーツこぼれ話】
中国産牛肉・豚肉を食べただけでドーピング違反になるなんて…「筋肉増強剤で汚染」と米NFLが注意喚起
中国は理事会で報告される以前から、国内で流通する食肉にクレンブテロールが含まれている可能性を認識していた。2011年7月、上海で世界水泳が開催された際には、上海市政府が選手らが安心して食事ができるレストランやホテルのリストを作成しているのだ。それらの“安全”なレストランなどは、市当局による食材や調理方法のチェックをクリアしたとの触れ込みだった。監視対象は食材の納入業者にまで及んだという。
中国メディアによると、当時、北京で流通している牛肉、豚肉、羊肉の52%から興奮剤が検出されたとの情報もあった。深刻な状況に、中国国家体育総局はロンドン五輪を控えた2012年2月、食品の安全問題に関する会議を開き、選手らに「外食する際は肉類を避けるように」と通達したほどだ。
国家体育総局内の大食堂で使用される食材はすべて、安全が確認された契約業者から調達。練習拠点での食事についても、食材の追跡調査ができるシステムを構築したと伝えられた。中には天津市の柔道チームのように、選手が安全な肉を食べられるように自前でブタなどを飼育するケースもあったという。。
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