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【中国スポーツこぼれ話】
中国産牛肉・豚肉を食べただけでドーピング違反になるなんて…「筋肉増強剤で汚染」と米NFLが注意喚起
NFLはNFL選手会との共同声明の中で、「中国とメキシコで生産された食肉の中には、運動能力向上効果があるとしてNFLが使用を禁止しているクレンブテロールに汚染されているものがある、という証拠がある」と断定。その上で、「これらの国を訪れている間、大量の食肉を摂取した場合、ドーピング検査でクレンブテロールの陽性反応が出るかもしれない」と警告している。
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クレンブテロールを含む食肉の摂取が原因とみられるドーピング検査での陽性反応は、過去にも度々発生している。2010年、卓球の中国オープンに出場したドイツ代表、ドミトリ・オフチャロフ選手は尿検査でクレンブテロールに陽性反応を示し、2年間の出場停止処分を科された。
しかし、身に覚えのないオフチャロフ選手は「中国で食べた食事が原因だ」と主張した。その後、頭髪からクレンブテロールが検出されなかったことから長期間の使用が否定された。同行したコーチからもクレンブテロールが検出された。中国での食事が原因である可能性が高まり、処分が解除された。
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