ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

素人のオーディオ

2015-06-08

hiface EVO vs 100万円クラスのトランスポート

ずっと前に秋葉で購入したhiface EVOはPCオーディオの火付け役として知られているとは思いますがそこそこのDACがなかったこともありまったくと云っていい程使っていませんでした。ですががPCオーディオの実験をするに当たりマスタークロック入力があることが有利に働くことからサウンドカードの代替として働いてもらおうと思いました。

PCに内蔵しているサウンドカードはマスタークロックを外部供給できないことが多く当然ながら内蔵しているクロックについては周波数精度や安定度がいい加減であるためDACだけ高精度クロックを外部供給すると動作しないこと請け合いです。タイミングが違い過ぎるとバッファがあふれるか逆にデーターの供給が追いつかないかのどちらかになるためです。

EVOの場合はPLLを持っていないので(ダイレクトマスタークロックとならざるを得ないようですが)内部クロックの品質は良くなり有利に働くはずでオーディオ用のトランスポート(CDP)と互角に渡り合える環境を作り易いです。もちろん22.5792MHzの高品質なクロックがなければダメですがそれについては問題ありませんしDACには同期分周した44.1KHzをワードクロックとして入力してやれば問題なく動作します。

PC---USB2.0---EVO(M/C 22.5792MHz)---SPDIF---DAC(W/C 44.1KHz)

2015-01-22 SACDのリッピング

f:id:LH0032:20150122130453j:image

某ゲーム機の160GB以下の機種は修理受付が終了している。もはや市場に出た商品が使い尽くされるのを待つばかり。

市販のPCやオーディオ機器では絶対に不可能とされてきたSACDのリッピングですがセキュリティの甘かった某ゲーム機の初期バージョンの改造で可能になるらしいです(都市伝説)。素人オーディオは試したことはないですが知り合い筋からは本当らしいという声も聞かれます。著作権法の改正で違法行為になってしまったことから下火っているようですが過去のブログには「出来た!」みたいな書き込みも多数残っているようですし、当時のリッピングツールとおぼしきソフトウエアについても実際にダウンロードできる状態にはあるようです(もちろん誰でも自由にアクセスできるわけではないようですが)。

昔のブログにはDSFファイルをAudio Gateを使ってリニアPCMに変換して再生などという事例ばかりでしたが数年後の今はUSB経由であってもDSFのネイティブ再生が可能になっています。すなわちリッピングしたファイルはSACDと同じ品質で再生できる可能性が高いということです。強いて云えばへたなトランスポートでリアルタイムにディスクを読んで再生するよりはフラッシュメモリ上のファイルを再生する方が高品質という可能性だってあります。またSACDの多くは外部DACを使ってSACDを再生することはできないですしワードクロックすら使えないものばかりですがファイルで再生するならDA-3000のような低価格の機器でもワードクロックは使えるし内蔵DACがしょぼいと思えばSDIFを受けられるMYTEK DSD192などの外部DACを使うこともできます。この組み合わせで聞くDSDは合計30万にしてはなかなかのものです。DSD192に限ってはUSB経由でも使うことができます。あるいは15万前後のネットワークオーディオプレイヤーで問題なく元SACDの音源が聞けてしまうということにもなります。つまりはハイレゾ機器でDSDの再生が可能になりつつある現在では利用価値が高いということです。※MYTEKはSDIFが受けられる以外にはあまりメリットはないのでKORGの安いDACでも良いような気もします。

ハイレゾの基本戦略の1つは過去の資産の焼き直しにあるようです。つまりこうです。自分で所有しているSACDをネットワーク系ストレージ系のハイレゾ機器で聴こうと思っても無理なので仕方なく同じタイトルのDSFファイルを買うしかないか...みたいな、あるいはオリジナルマスターテープを使ったDSDや96/24のリマスターが出たから買うしかないか...みたいな。この焼き直し戦略が基本にある限りは売り手としてSACDの著作権保護の撤廃はできないでしょう。

そんなのはおかしいと思ったとしても某ゲーム機の初期バージョンのライフも長くはないでしょうし(すでに修理受付も終了)それに代わるハードもないわけですからCDのようにリッピングが簡単にできちゃうから著作権保護なんか意味がないよみたいな話にはなりにくいです。特定のファーム以降ではパッチが当てられていて別OSのインストールは不可になっているということですし、かなり条件が揃っていないと都市伝説の再現実験もできないということです。しかもSACDをコレクションしていない人にとっては無意味に近いので検証する動機があると云えるポピュレーションも極めて小さいということになりましょう。※オークションで出回っているPS3は値段の割に程度のよろしくないものが多いという印象があります。中古屋さんで客観的に査定されたもののほうが良品は多でしょうきっと。ダメなものに高い値段はつけないでしょうから。

DSFファイルへのエクスポートは手持ちのSACDの資産を有効活用(SACDの名盤の多くはDSFファイルでは手に入らないしあったとしても高額であることが多い)するという点では価値のある行為になるでしょう。SACDプレイヤー以外で再生できる選択肢を与えてもらえることになりますからね。あるいはハードのテスト用ファイルを簡単に作れるという点でも利用価値はあると思われます。高級SACDプレイヤーとネットワーク系オーディオプレイヤーあるいはSDIF搭載のプロ機との比較も簡単にできるということになります。※いまのところ高級なSACDプレイヤーに勝てるネットワークプレイヤーは滅多にないとは思われます。クオリティを落としてまでネットワークからリアルタイムにファイルを持ってくる必要性を感じません。面倒でも高速なメモリにコピーして再生するのが良いように思われます。

これらの観点から素人オーディオとしてはハイレゾで十分儲けた暁にはSACDの著作権保護を撤廃してくれてもいいんじゃないかと思う次第でございます。儲けるというのはSACDですでにリリースしたタイトルをDSFファイルの配信で再販するということでもあり、すでに世の中に出回ってしまったものを保護するなんてあんまり意味がないはずですから。

なお当方では「都市伝説」に関するご質問については一切お答えできません。再現実験についても当然行っておりませんのでご了承くださいませ(素人オーディオのPS3のファームは2.35のままですから)。

ブログを見てくださってる方には良い話かどうかわからないですが...情報提供です。

都市伝説の検証用に使える某ゲーム機の保守パーツが大手通販サイトで投げ売り状態のようです。値段の安いものからどんどん売れてなくなりつつあるようです。本家のサービスセンターは修理は受けるけれどパーツは売らないと云っていたのにサポートを終了したらいきなり部品を流通させてきました。んまあ...あとは勝手に自分で直して使ってねってことなんでしょうね。

再現実験のアイテムで探すのが意外に難しいのは Version 0.3 のパッケージのようです。1,2時間あればパッケージ以外のファイルは見つけることはできるでしょうけれど。再現だけできればいいのなら別のバージョンでも問題はなさそうですが。※FOOBARはISOの再生ができるらしいです。

2014-09-30

コードレス電話がノイズ源だった

どんなに測定しても本来出るべき性能が出ていない。しかも原因がまったくわからない。こうなったときにどれだけ時間を喰われることになるかはトラブルを潰したことのある方なら実感されていますよね。

今回の犯人は某P社のコードレス電話の親機でしたが通話をしていない待機状態でも盛大なノイズを発生しているようでした。もちろん買ったばかりの現行機種です。電話ゆえデスクの上に置くのが普通ってことになりますがとんでもないことになっておりました。

いくらやっても所定の位相雑音特性にならないしオフセット1K〜100Kくらいのところに変なノイズが乗るので首をかしげていました。もしこの電話オーディオルームにあったとするとマスタークロックの位相雑音が劣化することになるかもしれません。

何故この電話がダメだとわかったかと云えば30cmくらいの距離においてあった1GHzを超えるオシロの動作がおかしくなってしまいやたらにオフセットが生じたり50Ωで受けてプロ−ブを外した状態でも飛び込んできた信号によるノイズの波形が観測できるといった状態だったためです。これは間違いなく電波だなということになりコードレス電話の電源を切ったらいきなり回復しました。

もちろんコードレス電話自体の設計が悪いと頭ごなしに云うことはできませんがイズは突然振幅が大きくなるといったランダム発生的なもので本来の動作とはあまり関係ないように見えました。もちろん通話などしていなくても発生しています。子機をサーチする信号かもしれませんがそれにして発生頻度が不規則かつ必要以上に高頻度であるようでした。携帯電話でもここまでひどいものはないですし近くに置いたとしても悪さをすることもまれです。

コードレス電話などこんなもんだといえばそうなのかもしれませんが電波を使う機器だからノイズ出すのは当然ねみたいなのは迷惑千万です。電波を発する機器だけに注意深く設計されるべきなんでしょうね。この電話アマゾンで買っても1万円以上はしてますから激安ではないのは明らかです。

もちろん別のコードレス電話買って問題ないかどうかなど試すつもりなどありませんので、当然有線の電話に速攻切り替えでしょうね。

お蔵入りの電話どうしましょう。返品期限は過ぎてますし。

2014-08-10

VoIP電話ってどうなの?

最近はオーディオとは関係のないことばかり書いてますが...もちろんオーディオの記事も書こうと思えばそれなりに書けるとは思いますが種々の理由により差し控えているということもございます。

今回はVoIP電話についですがWAN側からルーターやProxyをいとも簡単に通過してLAN内のIP電話にパケットを送れてしまうというのにはいまさらですが驚きではありました。自宅のLAN内には設置したくないのでProxyを別けるかそもそも別の回線でインターネットと接続した方がよいかもしれません...ONUにサービスポートが2つあって1つはDHCPでグローバルアドレスを1個振ってくれるのでそちらを利用することにしました。グローバル固定アドレスのポートとグローバルDHCPのポートがあるのは不思議なんですが。

テストしたのはFUSIONと同様に月額基本費用400円の固定電話サービスですが(個人用で内線設定などがない)まったく問題なく使えています。コーデックもG711U/Aが通るので通話品質も悪くはありません。3G携帯のコーデックAMR-NB(ナローバンド)のようですがG711mu-lawに比べればかなり劣るしデーターレートを節約しているために最近の3G携帯やスマホの通話品質はあまり良いとは云えないです。ソフバンのiPhoneで通話するとモゴモゴして聞きづらいしドコモのFORMAも通話品質が落ちているように感じます(ちなみにAMRは可変ビットレートです)。

いまはやりのし放題プランは必ずしも得ではないので(後述)それをやらずに通話料金を節約する手立てを考えると自宅ではIP電話を使うということになりますが、たとえばFUSIONはNTTのフレッツの回線を使ってFUSIONがプロバイダーにならざるを得ないですし、あるいは他社のサービスでも回線やプロバイダーが制限されIP電話単体での提供はしていないのが実情です。素人オーディオのようにダークファイバーなどを使っているとIP電話を導入することはできないわけですが、ごくわずかではありますがFUSION並のサービスを単体で提供しているネットワーク会社も存在しています。提供価格は同じですがどんな回線でもアリなところがすばらしいです。IP電話に対応していないプロバイダーや回線でも問題なく導入することができます。

接続テストの続きですがIP電話をポートに直結して動作を確認(SIPサーバーへのログオン情報だけを書き込めばOKです)したあとルーターをかまして動作させましたが余っていたARX640ではSIPがうまく通らなかったので設定に時間がかかりました。この機種はコマンド体系がアライドの他のルーターとは異なりセットアップファイルを共用できないしIPフィルターが使いにくいので不評のようです。新品を格安で買ったので良しとしますがパフォーマンスも600Mbpsが限度のようです。改造してクロックを上げるなどすれば別でしょうけれど。

携帯のかけ放題プランが普及すると世の中的にはIP電話を使う人は減るかもしれませんが、3G携帯(あるいはスマホ)の通話品質はあまり良くないし地下など電波が不安定な場所では有線の方がよいです。そもそも仕事以外で長電話をすることもないですし。

ちなみにドコモの場合はガラケーの電話をかけ放題のプランは音声通話だけにすれば2200円なので安いですがメールを受けられるようにするためにパケットパックを入れるだけでi-mode料金とセットで4000円近く増額になってしまいます。かけ放題でメールも受けるというだけで6000円程度が最低料金になります。4000円あればソフバンのスマホを1台もつことができますし3Gの遅い回線にしてはデーターを使い切れるわけはなくあまりに高い設定のように思えます。これまでお得だった音声通話をしないスマホ(タブレット)とセット割の場合にはガラケーとスマホの両方にデータープランを導入しなければならないためセットの最低額が1万円くらいになります(データー2GBの最安料金の場合でも)。

2014-07-14

アウトランダーPHEV充電泥棒 とは

アウトランダーPHEVの充電泥棒とは?

日産自動車の販売店に設置してある急速充電器はリーフ発売当初より基本的に無料開放していたが2014年5月中旬頃から有料化され(日産のリーフオーナーが月額会費を支払って加入している)ZESP会員以外が充電する場合には1回500円課金することになった。初期に設置された急速充電器は課金装置を取り付けていないものがほとんどで施錠しな限り誰でも使うことができてしまうが、販売店によってはリーフオーナーへの利便性を重視し課金装置を取り付けていない急速充電器に施錠せず24時間使用可能な状態としていた。この誰でも使用できてしまう充電器を充電器をアウトランダーPHEVのオーナーが(人のいない夜間に)無断で使って充電する行為がネットでは「(充電)泥棒」と称されているようである。泥棒というのは課金されていることが明確に表示されているにも関わらず料金を支払うことなく使用するということが根拠のようですが、夜間、係員等が不在な状態で使用すれば、当然無料使用の許諾など受けていないし、かつ、料金を支払うことなく使用可能な状態を狙って使用していることになり得るでしょう。無断で使うのは「犯罪」に当たるとして警察に通報されたという事例もあるようです。なお、リーブ(充電)泥棒は存在しないけれどアウトランダー(充電)泥棒が存在しうる理由については後述致します。

1)日産の販売店では課金装置の取り付けられていない急速充電器に対しては漏れなく有料である旨を表示している。かつ、課金開始までに課金する旨を充電器に表示するなどして周知していた。従って、有料である事実は急速充電器を利用していた利用者の多くはその事実を知り得ていたはずである。

2)課金されている事実を知りながら無断で使用することは「盗電」という立派な「窃盗」であって、防犯カメラなどが設置されていれば悪質な利用者を摘発することは十分有り得ると考えられる。過去に名古屋駅のコンセントを無断で使用しパソコンを充電したら警察に窃盗で逮捕されたという事例もある。盗電という行為はガソリンのように「目に見えるモノ」を盗んではいないのでOK!のような意見もあるのかもしれないが施錠されていないガソリンスタンドでガソリンを入れるのと何ら変わりはないはずです。

上記1)2)のごとく夜間に限らず料金を支払うことなく無断で使用した場合は限りなく犯罪に近い行為であると考えざるを得ないですし、料金を支払って利用している方々からの不満(摘発すべしという意見)が出るのは当然ではないかと思う次第です。それなら(批判されるくらいなら)課金装置が取り付けられた急速充電器を堂々に使うようにしましょうなどの発言はネットでは(ほとんど)ないようで(ココが充電泥棒の本質なのですが)無料なら充電するが料金を支払うなら充電したくはないという考えが根底にあるのではないかと推察致します。12KWフルに充電したとしても料金が500円では高すぎて割に合わないから無料でないと意味がないということは容易に推察できるところですし、云ってみれば中途半端な電池の容量でしかないために起こりえるジレンマということでしょうか。

充電を課金されると電池で走る意味が薄れてくるのはPHEVの宿命とも云えるものです。現状、充電装置の使用料は1回あたりの定額あるいは使用時間に比例するシステムになっていて使用した電力とは無関係ですから(時間比例の課金方式の方が単位時間あたりの料金が高額である場合が多いです)。

ちなみにですが三菱が運営しているチャデモチャージネットワークは個人会員が月額1000円で充電代金が無料になりビジターが使うと1分40円(20分以上は800円)なのでビジターは日産より高いです。しかも漏れなく課金され無料で使うことはできません。チャデモチャージのカード有利なのは関東近辺では首都高速と三菱の販売店になるようですが首都高の充電器は駐車スペースが狭いトイレ休憩専用みたいなスポットに置かれていることが多く駐車スペースをガソリン車に占領されている場合もあり、しかも停車中に携帯電話で延々と通話され使えないという状況にあることも少なくないです。たとえば志村料金所上りなどはその典型例です。東名海老名が混雑して使えなかった場合の用賀上りは便利かもしれませんが海老名から用賀は30キロ以上あるので高速走行では消費が激しく充電を伸ばせないかもしれません。メリットがあまりなさげなのでおそらく会員数が少ないと思われ充電器が空いている確率は高そうですが設置場所がよくないです。広い場所にあるのは首都高では大黒くらいでしょうか。

泥棒をなくすためには日産自動車が設置する急速充電器に漏れなく課金装置を取り付ければよいことになるのですが、あとから課金装置を取り付ける方がコストがかかるため、であれば新しい充電器を増やした方が得策であるということになるのではないかと推察致します。つまりは無断使用可能な充電器は当分なくならないということです。一部にパスワードを入力しないと使えないようにするという話もあったようですが実施してみると面白いかもしれません。当該車種オーナー様がどこぞで入手したパスワードを打ち込んでいる姿が見られるかもしれません。パスワードがかけてあれば言い逃れできないですよね。不正アクセス防止法?に抵触するのかみたいな議論も面白そうです。

アウトランダーが某所で充電(公共施設)した結果について

f:id:LH0032:20140726233758j:image

アウトランダーの充電が終わったあとの画面をたまたま見ることができましたのでレポート致しますが...

1)充電は1回30分と決まっているが充電を30分まるまる行っている(残り時間が0分0秒になっている)もし途中で止めたなら残り時間は0にはならない

2)30分かかって充電できたのは7.19KW/hでしかなく充電率は87%にしかならない(満充電=100%)

充電量が7.19KW/hで容量が87%になったということであれば、電池の容量が12KW/hなので10.44KW/hまで充電したことになり残り3.25KW/h(27%)の状態で充電を開始したことになる。チャデモ充電は容量の小さい電池であろうが大きい電池であろうが30分で充電率が90-100%になるように実行するので容量の小さい電池(あるいは充電開始時の充電率が大きい場合も同様)の場合は単位時間あたりの充電電力量が小さくなることになる。アウトランダーの場合は27%から開始して87%になっているのでチャデモの動作としては真っ当であるが30分で充電できたのはたったの7.19KW/hであるということになってしっまっているようです。

あくまで個人的な意見ですが、この程度の電力量ならわざわざ充電設備にまで出向いて30分かけて充電するまでもないと思えてしまいます。1KW/h27円だとしても200円に満たない額なので時間を潰してまで充電する価値があるのかどうか疑問です。もし先客があった場合には最悪の場合1時間かかって7KW程度の充電ということにもなりかねないです。アウトランダーは先客が終わるのを待っても充電していたようなので時給200円とか300円の暇なバイトと一緒って感じですね。

もし夜間電力であれば1KW/h15円くらいなので100円ちょっとです。だったら夜中に日産(あるいは無料充電設備)に行かずともご自宅でコンセントから充電すれば良さそうなものです。100円で泥棒呼ばわりなどやってられないでしょうしね。

ちなみに写真を撮影した某公共施設では、アウトランダーがひっきりなしに訪れていたことを申し添えましょう。しかもかわいそうに電気自動車のiMiVEがアウトランダーのあとに並んで待っていたようですが途中で嫌になったらしく退散して行かれました。さすがにiMiVEはかわいそうでした。三菱さんも売るばかりでなく充電設備の充実に努力して欲しいものです。無料の充電設備にアウトランダーが集まってくるというのは当該充電設備に限ったことではなさそうです。

あ、それからもうひとつ、夏場に使うエアコンはエンジン回ってなければ掛からない仕様のようです(コンプレッサー式ということでしょうか)。なのでエンジンを回さないで夏場をしのぐなどできないと思います。電池だけではエアコンを使うこともできないので結局はガソリンは使わなければならないです。タダ充電できたとしても全部タダってわけにはゆかないようです。なので、ますます、充電などほどほどにしておけば良いのではないかと思えるのですが。


後日談

充電論議もどうでもいいかなみたいになってきたようですが、世の中の認識としては設置してある急速充電器は電気自動車のために設置したものでPHV/PHEVのためではないというのがコンセンサスになるつつあるようです。現に公共施設の一部では電気自動車は無料で充電してもよいがPHV/PHEVは使用の対象外になっているようです。

来年4月から国内自動車会社が出資して充電設備を運用する会社を設立することになったそうですが日産の電気自動車のオーナーが入会すると月額3000円だそうです。日産の営業所だけ使えるプランもありそれは現行通り1500円です。プラス1500円で使えるところはかなり少ないので新会社がどれくらい真面目に充実させるかによるところが大きいでしょう。こ外資は参加していないし入会資格は各社の車を新車で購入した場合となる見込みなのであるいは外資のタダノリ防止ともいえるものかもしれません。安い電池を武器に攻勢をかけられても肝心の充電設備を使えないのでな売りようがないということでしょうか。緊急性を考慮し非会員でも使えるようしているとは思いますが利用料金は異様に高かったような気もします。

2014-04-05

広帯域オシロ導入の件

個人で購入する計測器機器にはおおその限度があると思います。持っているといろいろ使えるにしても1000万円のオシロやスペアナを買うことはまれでしょう。オーディオ用に個人でHP5071Aの新品を購入したケースはあるようですがそれでも300万前後で買えた時代の話で最近は購入例など聞いたことがありません。

今回のお品(Agilent DSO 80000B)は発売当時の定価は6GHz帯域の場合オプションなしで900万近いですが既に販売中止でサポートは継続中だが近々に打ち切られる可能性大というものです。さすがに何世代も前の機械を買うのは安くても気が引けますが近日中に修理不能になるということでは80000Bも同じになる運命でしょう。サポート終了の際にはTDS3000シリーズの例に見るように企業やレンタル会社がこぞって放出してくる現象がみられるかもしれません。

さて本品の現行での相当機種は90000Aシリーズになりますが90000Aの場合は6GHzと8GHzでサンプリング周波数が20Gsと40Gsに区分されており6GHz以下の機種の場合は仮に帯域はあったとしてもサンプリング周波数でリミットが来るように設定されているようです。80000Bの場合には2GHz-13GHzの全機種が40Gsなので現行機種に比べるとその点は有利です。8GHz以上の機種などは元々1000万を超えるため滅多にお目にかかれないでしょうし6GHzとて程度の良いものを安価で見つけるのは困難でしょう。2GHzとか4GHzなら時々みかけますが4GHzとか6GHzに帯域拡張したら100万円では済まないです。

90000Aは80000B同様にWINDOWS XP搭載でプローブも80000Bと同じものが推奨されておりスペックを見ても80000Bと大差ないようです。さすがに容積は90000Aの方がずっと小さくなっていますがPCの進歩によるものが大きいでしょう。ということで程度の良いものが手にはいるなら80000Bも悪い選択ではないということになりましょうか。CPUの処理速度に関しては90000Aの方がずっと良いのでそれは仕方ないですが90000Aの6GHzより80000Bの6GHzの方が実質の性能が上というのは意外でした。サンプリング周波数20Gsと40Gsの違いは小さくはないでしょう。ジッタ解析などを行った場合にで大きく差が出る可能性があります。


以下、導入時にはおきまりのバックアップ処理です。ここでも古いAcronisが活躍しています。現行ソフトの場合はサポートしているチップセットが最近のものになるので逆にまともに動作しない可能性もあると思います。ハードの世代に合ったソフトが安心です。

f:id:LH0032:20140404233859j:image

当方で所有しているスペアナもWINDOWS XPべースで購入時にはシステムのバックアップを取ることになりましたがオシロの場合もそれに漏れずということです。システムを飛ばしたら修理するのにいくら取られるかわからないしHDDはいつか壊れるに決まっています。WINDOWSベースの機械を買ったらまずバックアップでしょうね。


f:id:LH0032:20140405140300j:image

ちなみに校正済品ということなので校正結果をチェックしてみましたが帯域チェックでは6GHzでは-3dbにはなっていないようでオプションの帯域拡張がなされているかあるいは余裕をもたせてあるかの?よくわかりませんが規格値以上の実力となっているのは明かなようです。6GHzから8GHzの帯域拡張は140万とか?だったと思いますのでラッキーと言わざるを得ないです。サンプリングは40Gsで上位機種と同じですから帯域拡張はそのまま性能アップにつながります。

帯域が6GHzの場合には100pSのライズタイムを3%の精度で測定可能ですが帯域がもっとあれば100pSを切る場合でも対応できそうです。今後はジッタ解析のソフトウエアなども導入を検討したいと思います。オプションはメモリ拡張だけだったのでライセンスを買わないといけないかもしれません(ライセンス25万円です。すでにアジレントさんから試用ライセンスを頂きました。)。


f:id:LH0032:20140411055918j:image

100pSなんてライズタイムなんて滅多にお目にかかれません。現状50Ωで負荷しているので高速ロジックの出力でもこの程度かと。7GHz帯域の差動プローブが入荷すれば100pSもありかもしれません(差動プローブだって中古で20万くらいしちゃいますけど)。


f:id:LH0032:20140408234825j:image


WINDOWS XP のサポートが終了する直前に導入でしたがシステムのアップデートは問題なく終了できました。測定機器ゆえネットにつながなきゃ別に問題ないし感染したらバックアップをリストアしてやればいいだけのことです。XPで十分だと思います。

ジッタ解析に関してはAgilent経由でデモ用のコードを発行してもらって使うことができました。最近ではオフライン解析ソフトというのも存在しているようですがレポートの作成やデーターの共有という面では良いとしても、ジッタ解析など最大のサンプリングレートで取得した大量のデーターを統計処理する場合にはデーターを吐き出してあとから解析などいちいちやってられないです。

とまあいろいろ頑張って導入してみましたがこのオシロとて2005年とか2006年発売の製品であって最新の技術レベルという訳ではないです。ただバードの性能的には90000Aシリーズは現行品のの割にはしょぼいといえばしょぼいので(X/Qシリーズは確かに凄いですけれど)激安特価の80000Bは十分に美味しいかもというお話ですかね。90000Aは単にPCの性能をアップしただけだろみたいな...しかも6GHz以下は20GSに落としてるし...そんなんじゃ買いたくないわみたいな(笑)6GHzだったら900万以上しちゃいますからね。ジッタ解析と差動プローブ1本つけたら1000万円也!!

2014-03-02

iPhone5sとノイズキャンセリングヘッドフォンQC20i

iPhone5sで早くもMNP一括0円が登場していますが...9月発売で4か月5か月で一括0円は予想外といったところでしょうか。iPhone自体Androidoに比べればハードの設計が古くGALAXYなどに比べるとWiFiのSpeedもイマイチなので6に期待といったところでしょうか。キャリアで使った場合はたとえばドコモの場合は特定の地域を除けばまったく転送レートが出ていないようなのでハードの性能を生かせるわけではないですし、ソフバンとかAUはそこそこでしょうけれどAUはLTEを優先しているため通話が途切れるといった問題も指摘されているようです。

f:id:LH0032:20140302035024j:image

写真には登場していませんが最近ソフバンの5Sを買い増してそこそこ便利に使っています。購入は大手量販店ですが購入する際には家電5000円引特典をつけると云われたので何げに置いてあったBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンQC20iを買うことにしました。時間がなかったのでろくに試聴もしていませんがまあ悪くはなさそうでした。

持ち帰って数日は放置でしたがiPhoneに44.1K/16bitリニア非圧縮(馬鹿みたいに容量を喰いますが)のソースをいくつか入れて試聴したところこれが結構いけることがわかりました。ネットワークプレイヤーのテストではネットワークからもってくるのはダメだけれど内蔵メモリから持ってくるならOKという結果でしたし、リチウム電池の音はACに比べれば良いということもそうなんでしょうし、携帯電話+ヘッドフォンにしては上出来という結果に結びついているようです。

素人オーディオはヘッドフォンで音楽を聴く習慣はないので自宅にはSTAXのコンデンサヘッドフォンなどがあってもほとんど使いませんし、ましてや携帯電話にヘッドフォンをつけて使ったことなどありませんでしたが、音質的にそこそこと云えるレベルですし(オーディオマニアに受け入れられるレベルと云っても過言ではないです)ノイズキャンセリングを利かせると騒音があっても高音域のディテールが聞き取れるようになるのがイケているようです。ノイズキャンセリングの効果が純度の高いクロックを使ったときの効果に似ていると云えば似ているように感じます。もちろん全体の質感が良くなるというわけではありませんが見通しが良くなり分解能が向上するように聞こえます(ノイズキャンセリングは高音域には利かせていないようです)。騒音の逆相打ち消しがうまくいっているようで、騒音の中で音楽だけ聴いているように感じさせるのは面白いです。騒音あってのノイズキャンセリングでしょうしあるいは効果が良くわかるように作ってあるといえばそうなんでしょうけれど。ただ、ノイズキャンセリングの効果はめちゃくちゃ強いというわけではないです。数値はわからないですが-40dbはないはずです。

いろいろなソースを試しましたがライブ録音などは鮮度が高く得意なようです、また、アナログ録音の古いソースの方で輪郭がくっきりしているものが多いように思います。音源やミキシング手法の違いもあるんでしょうけれど。

QC20i(iはiPhone用)は携帯や音楽プレイヤー用としてはオーディオマニアにもお勧めできそうなレベルの商品で、ヘッドフォンを使う習慣のない素人オーディオに音質という点でも逆相打ち消しがディテールの再現に貢献するという点でも意外でした。もちろんヘッドフォンよりは大型のSPで聴く方が楽しめるとは思いますし自宅ではヘッドフォンで聴くことはないですけれど。

2014-03-01

HP-5071A

HP5071Aは日本の国立天文台などが複数台を同時に使用している(ドリフトが一定方向に偏らないようにするため)国家標準レベルの原子時計ですよね。素人オーディオも実は1台保有しています。画像などを載せて自慢する程ではないですが(笑)

5071Aに関して✕文の担当の方とお話したことがありますが、5071Aに使っているセシウムバルブは製造コストが掛かる割に(5071Aの稼働数の減少のため)需要が極端に小さくなりつつありスペアバルブの価格が高騰しているようです。数年前ですでにバルブのみで500万円はくだらないということでしたしバルブ自体値段が高いのでスタンダードバルブでもハイパフォーマンスバルブでもお値段は大差ないようです。一昔前であれば5071Aは300万程度で買えたはずではありますが現在はバルブだけで500万を超えるお値段だそうです。値段が高いがために互換バルブというものが出現したそうですが素性についてはよくわからないということでした。オリジナルより若干落ちるというものなんだとは思いますが。

バルブが非常に高価ということになると個人では交換するのはまず無理ということになりバルブの寿命は大きな問題になります。スタンダードバルブは10年以上は使えるそうですがハイパフォーマンスバルブの交換サイクルは3年だそうで3年即寿命ということではないですが寿命を迎え故障する確率が高くなるので交換するということになるんでしょう。ちなみに素人オーディオの所有している5071Aにビルトインされているのは純正のスタンダードバルブです。周波数校正用にはスタンダードで十分ですしハイパフォーマンスバルブで改善されるのは長期安定性で短期安定性には大差はないようです。そもそもセシウム自体のの短期安定性はさほど良くはないので素人オーディオ的にはすぐに壊れてしまうハイパフォーマンスバルブは敬遠したいことろではあります。

最近どこぞで古そうな5071Aにハイパフォーマンスバルブがビルトインされたものをみかけましたが動作品であるとしてもバルブの交換代金があまりに高くつくために放出されたものかもしれないですね。バルブの交換補修代金と新品の購入代金とがあまり変わらなくなってきているので本体が古くなれば放出される可能性も高くなるでしょうし。用途からして連続通電し劣化してきたところで予備機に交換するというものでしょうから十分に使えそうなハイパフォーマンスバルブが搭載された5071Aが放出されることはまれであると推測するのが妥当なところでしょうか。

ちなみに素人オーディオはどうしたかと云えば最初に譲渡金額を確認した上で2週間とか3週間貸し出していただき問題なければ譲渡していただくという手順でお願いしております。先方は本体を潰す場合はセシウムバルブの廃棄にもコストかかかるので引き取っていただいた方が嬉しいということでした。セシウムバルブの廃棄は専門業者に依頼する必要もあり事務処理的にも結構面倒なんでしょう。

ちなみに素人オーディオはJFE(京浜工業地帯)のプラントの一角にある産業廃棄物の処理場に行ったことがありますが(プラントの中にも道路や信号があろめっちゃ広い)そんな感じのところにダンプからザーっと落として潰して焼却廃棄って感じでしょうかね。運搬時には割れないようにする必要もありそうですけれど。

以上、セシウムはルビジウムと違って厄介なシロモノかもしれません。使ったことがない人はどーしても欲しいと思うかもしれませんけれど個人で中古(新品は1000万円近いです)を買う場合はいろいろ考えてからってことでしょうかね。もちろん値段も安くはないでしょうし。

2013-11-22

大容量リチウム電池の音

EV雑感で書かせていただきましたが、EVの電池は20KW/h前後の容量があり家庭用の電力源として使用できなくもありません。もちろんエアコンなどを使いまくったらみるみる減ってゆくでしょうけれど災害時に1日2日程度細々と使うくらいの量は確保されていますし、オーディオに使うくらいであればそれもまたまったく問題ないレベルでしょう。

といういことで電力会社から完全に独立したAC電源は果たして音が良いのかどうかやってみました。

素人オーディオのシステムでは柱上直結の200Vを使っており電灯線は引いてあるけれども使うことはありません。ですがリチウム電池から起こした電力は電灯線の方に来ることになりますのでそちらに差し替えて試聴することになります。給電装置は30Ax2ですがそのうち1系統はオーディオシステム用の配電盤に直結です。

テストは200Vでしばらく聞いてからリチウム電池から起こした電灯線に切り替えて比較することに致します。もちろん最後に電力会社の電灯線に切り替えてリチウム電池と差があるのかも確認いたします。

まずは200Vですが普通と言えば普通ですがノイズが少ないので一音一音がはっきり聞こえる感じがします。

しばらく聞いてからリチウム電池から起こした電灯線に切り替えましたが、エッジが鋭く一音一音がさらにはっきり聞こえるようになり、印象としては(若干雑ではありますが)アルカリ電池の音よりもさらに明るく元気な感じです。最も効果が大きかったのはDACでバックグラウンドが静かになり全体的にくっきりはっきりした感じになりました。もちろんCDPやネットワークオーディオプレイヤーでも効果はありますが最も効果があったのはDACです。

DACを実際に電池駆動したことはありませんがリチウム電池から起こした電灯線をDACに使った場合の効果はプリアンプをアルカリ電池で駆した場合の効果と同等以上であると思えます。200Vの音が丸く柔らかく聞こえるくらいですから明かな効果があると云わざるを得ないです。もちろん200Vは電灯線ではありませんよ。

で、ネットワークプレーヤーにリチウム電池から起こした電灯線を使い、CDPに200Vを使ったらネットワークプレーヤーの方が良くなるかと思って比較してみましたがやはり逆転はありませんでした。CDPの方が優位なのは変わりませんでした。ただ、NA7004のデジタルアウトは4万円しないプレイヤーとしてはなかなかのものだと言えるのかもしれません。電源を良くしても高級なCDPにはかなわないけれどコストパフォーマンスとしては良いでしょう。

で最後に電力会社の電灯線に切り替えて試聴しましたが、最悪だったのは当然と言えば当然です。暗く重くどうもサエない音です。

リチウム電池から起こした電灯線 >>> 電力会社の200V >> 電力会社の電灯線

という結論ですが予想通りだったのであまりおもしろくはないですよね。ただ、リチウム電池から起こした電灯線がすべての機器で200Vより格段に良い結果になるかと云えるかどうかは微妙です。DACはリチウム電池から起こした電灯線の方が明らかに良いのでこれをどう考えるかですが機器の素性が良ければ電源の改善効果が大きくなる?とでも解釈しておきましょうか。

なお、今回は適当に試聴しただけなので、以後、時間をかけてじっくり聴いてみることにいたしますが、リチウム電池から起こした電灯線をオーディオ用に使った場合、電力会社の200Vを明かに上回る程に良質な電源になる可能性は高いでしょう。

追記
その後、何回かリチウム電池の音を聞いてみましたが、これまでにない質感の高い電源であることはおおよそ間違いないと思います。まさにオーレンダー式という感じでしょうか。

電気自動車のオーディオマニアらしい使い方と云えるでしょうし、オーディオマニアにとっては電気自動車の付加価値を高める要因に十分なり得ると思います。電池とインバーターの製造元はニチコンです(笑)

2013-11-20

EVについて雑感ですが

EVが最も普及しているのはおそらく日本なんでしょうけれど、それはおそらく1回の充電での走行距離との関係が深く、狭い日本に向いているということがあるのかもしれません。1回の充電で100キロくらい走ることができれば大都市圏ではそこそこ実用にはなるでしょう。それでもせいぜい累計3万台を超えるくらいなので現状は普及などほど遠いというレベルです。

最近はやっと充電設備も増え始めてきていて、東京・神奈川ではさほど充電には困らない程度にはなってきましたが、たとえば千葉などは関東とは云えども充電設備がほとんどないのでEVを買っても実用にならならず、あるいは東北道などはまったく充電設備がないので高速道路から降りて充電しなければなりません。まあこのような状況なのでEVを買っているのは東京・神奈川に在住の方がほとんどであると云えるのかもしれません。

車両価格は24KW/hの電池を装備した日産のリーフは最高グレードで400万円程度で補助金が78万円出るなら300万円ちょっとです。大衆車の域を出ない金額なので遠出をしないという想定なら悪くはないでしょう。なぜなら、電気代はめちゃくちゃに安く1回の充電が200円くらいで120-150キロ走ることができるので(ちなみに現時点では高速道路を除いては急速充電でも無料のところは多いです)ガソリン車に比べればタダ同然です。さらにHV/PHVと違ってエンジンがないので車検および整備費用がほとんどかからないです。ブレーキパッドを交換する以外は何もすることがないに近いのですが減速は回生発電で行っているのでパッドもあんまり減らないでしょう。つまりはEVはディーラーが儲からない車ということになってしまいます。車検整備で稼ぐことができないからです。日産や三菱はEVに関してはさぞつらいことでしょう。そういうことなので自動車メーカーは爆発的に売れない限りはEVはやりたくないに決まっています。先陣を切った日産三菱連合にはEVのリーダーになるという気概を感じずにはいれられないです。

前述の通り大都市圏では充電設備もそこそこのレベルになってきたので、BMWが来春からの参入を表明しているようです。これまで国産の電気自動車のために整備してきた基盤にタダ乗りするということ、あるいはBMWは欧州では交流充電方式を採用しておきながら日本向けのEVにはChademo(直流充電方式)を採用するということもあり、日本の電気自動車連合(日産三菱)はおだやかではないかもしれません。三菱などは90万円もの大幅値下げで対抗するようです。日産はいまのところ静観というところでしょうか。

一方BMWの電気自動車の性能が良いかと言えば、実際はそうではないようです。車両価格が500万円であるにもかかわらず電池の容量は18KW/hですからリーフの75%しかありません。モーター誌には22KWと書かれていたのを見かけましたがBMWの公式発表は18.8KW/hです。総電力量18.8KW/hと書いているのは恐らく車載システム用のバッテリーを含んでいるためで駆動用電池の容量は18KW/hのはずです。電池を大判振る舞いしているリーフとは対照的で日本とドイツのリチウム電池の生産技術の差が出ている部分かもしれません。モーターの出力に関してはBMWは125KWでリーフは80KWということで明かにリーフが劣りますが軸トルクはどちらも250Nmでまったく同じです(実際には若干リーフの方が軸トルクは大きいし初代リーフは希土類をふんだんに使ったモーターで300Nm近いトルクがあった)。なので加速の差は車重の差ということになり車体を軽くすれば加速が良くなるのは当然ということになります。しかしながら一気に加速すればそれだけ消費電力は大きくなり、また、馬力があるからといってピードを出せば消費電力は空気抵抗の増大とともに加速度的に大きくなり、みるみる電池を消耗することになるでしょう。なのでBMWは最高速度を150km/hに制限しているらしいです。詰まるところ、実用性とは相反するけれど車体が小さく軽く加速がいいですみたいな車にするしかなかったとも言えるでしょうか。リーフは4人がそこそこゆったり乗れるしラゲッジもそれなりに広いのですがBMWはリーフに比べて45センチも全長が短いのでそうはいかないでしょう。タイヤにしてもリーフは215/50でスポーツセダン並ですがBMWは155/70で小型のHVに近い感じです。車重はBMWは1260キロでリーフは1460キロですからBMWの車重はリーフの86%になりますが電池は75%なので同じだけ走れるはずがないということにはなるでしょう。

ということで、EVの量産車に関してはいまのところは日産三菱連合が有利ということにはなるでしょうか。もちろん2台目の遊び車ということではBMWの方がおもしろそうですが、何に使えるかと言えばどうなんだろうということなりかねないかと。

ちなみにEVの先にはFCVがあるようですがFCVは電気分解で製造した水素を使うことになりエネルギー源は電力であることに変わりはありません。電力を電池にダイレクトに蓄えて放電するか水素に変換して燃料電池で電力に戻すかだけの差だということになります。FCVは効率が悪いので元の電力の無駄使いする代わりに充電時間や航続距離の問題を解決するお金のかかった贅沢車という位置づけになるでしょう。庶民はとりあえず安いEVに乗れということでしょうね(笑)。FCVが出る頃にはEVでも1回の充電で実質300キロくらい走れる車種も登場していることでしょうし価格や電力の利用率の点では明らかにEVが有利なので展開が楽しみです。FCVの問題点はやはりインフラ整備ということになるかもしれません。水素ステーションがビジネスとして成功するのは一体何年後なんでしょうか?

追記

最近FCVが走行している映像をTVで見ましたが、まるで水を撒いて走っているような勢いで配水管から水を流していたのには驚きました。もし将来多数のFCVが道を走るようになったら、雨でもないのに路面が水浸しで風向きによっては前を走っている車か放出された水がフロントグラスやボディにかかることもあるでしょうね。なので水は放出しないでタンクに貯めておくとかの配慮も必要で除湿器みたいに水捨て作業が必要になるのかも。あるいは酸素をそんなに多く消費して良いのかどうかって懸念もありそうです。目で追える範囲の走行で1molとか2mol(36mL)くらいの水はばらまいてましたがら大量に酸素(2molでは約45リットル)を消費しているでしょうね。内燃機関よりよっぽど酸素を消費しそうですがどうなんでしょう。

これについては電気分解するときにできる酸素を大気に戻していればまあいいのかなということになるでしょうか?酸素を発生しない方法で作られた水素が大量に出回るとどうなのかということにはなるでしょうけれど?大気中のバランスが崩れなければいいわけで。