舛添要一東京都知事が13日、東京都庁の定例会見で、政治資金の使途の疑惑などや公用車の使用、高額出張の問題など数々の問題について語った。記者らとの主な一問一答は次の通り(要旨、敬称略)
-監督責任という話があったが、自身の責任については
舛添都知事 会計責任者の選任と監督をしなければいけない。事務所のスタッフについては監督しなければいけない。
-私的な費用が混ざってしまった。1件や2件じゃない。それで適正にやっていたということになるのか?
舛添都知事 属人的なミスは誰にもある。事務所でやってきたシステムで混同しやすい面があったのではないか。
-領収証は私的なものも政治活動のものも含めポンと会計責任者に渡していたのか?
舛添都知事 私の個人の支出についても渡していたのは事実。
-これまでの政治家としての活動の中で、ほかに疑惑を持たれることはないか。
舛添都知事 今回は週刊誌の件について精査した。(ほかは)今のところはキチンと処理はしてあると思う。
-ホームセンターなどで物を購入したことについては調べないのか
舛添都知事 ホームセンターでいろんなものを買う。あそこは文房具など良い物があるので買う。完全に私的なものは私的としている。処理をキチンとしている。今回数件見つかったけど。
-家族で食事をしたものは明らかに私的だと思う。なぜ、事前に領収証の宛名を書いてもらったのか
舛添都知事 私自ら払うこともある。女房が払うときもある。秘書さんがついている時もある。ほとんど店の人に何も書いてもらわずにもらってしまう。私的に20万円とか30万円とかプールしているので。
-ホテルの会議は、どのくらい時間を充てたのか
舛添都知事 会議はおそらく昼間です。朝から晩までやっているわけではない。
-あまりにもプライベートを重視しているのではないか
舛添都知事 1日2日遅くなったら都知事に立候補できない。マスコミにも追われていた。そとで(会議)できない。時間ではなくて、極めて重要なものだった。今、こうやって知事になっているので。ただ、家族のところに来させてやった、というのは誤解を招きますから、(お金は)返上する、ということです。(つづく)