お休みの土曜日はどこかに出かけるわけでもなくブログを書いたり紫色のおばさんがかめはめ波を打ってる姿を描いたり創作活動?に没頭していた美容系の会社でひとり情シスをしているレオナルド・ダ・ナカムラ (@sys_nakamura) です。先日 100 均とユザワヤで購入したレジンをやるためのグッズがたくさん手元にあったので久しぶりにレジンで作品を作ってみました。
さて、せっかく久しぶりにレジンで作品をつくったので今回の記事は不器用で手が震える男子が 100 均のアイテムだけで作ったドラッグアートのレジンについて作り方を紹介したいと思います。
前回書いたレジンの作り方はこちらの記事です。
ドラッグアートとは
まず最初にドラッグアートについて簡単な説明をします。ドラッグアートとは線を引いて作るネイルアートの手法のことです。そのドラッグアートの中でも有名な手法が「マーブル」や「ピーコック」と呼ばれるものになります。今回挑戦したレジンは「ピーコック」の技法を用いて作りました。
ちなみに以下の記事は以前にネイルチップでピーコックを作った時に書いたピーコックネイルの作り方記事です。 (仕事の関係でプライベートレッスンをうけて作り方を習いました。プロのネイルテクニシャン直伝です)
今回使用したアイテム
基本的に一層目のドラッグアート部分は全て 100 均で購入したマニキュアだけで作れます。色は 100 均で購入したマニキュアでのせてレジン皿もレジンも 100 均で購入したものです。今回は遊びで二層目以降も作りましたが、こちらはドライフラワーを使っているので 100 均以外で購入したものも使っています。
配色はこんな感じ
今回のドラッグアートはまずこんな風に皿の上に色をのせてから線を引いてマニキュアに流れを出すことで柄をつけています。
作り方
それではここからドラッグアートレジンの作り方について解説をしていきたいと思います。紹介するドラッグアート部分は最初の一層で作業が全て完了しますが、今回は二層目以降も少し遊んでみたので最終的に私が作った作品が完成するまでの作り方を書いていきます。
ドラッグアートの完成図
実際に今回の手順で作成したドラッグアートレジンはこんな感じです。
最終的な完成図
今回は二層目以降もドライフラワーなどを封入して遊んでみました。最終的な仕上がりはこんな感じです。
一層目
配色は決してこうじゃないといけないということではなく答えはない手法なので自分だけのサイケデリックな世界観を表現して頂ければと思います。この記事で紹介する配色の順番などはあくまでも目安です。
ピンクのマニキュアをのせる
最初に皿の中央へピンクのマニキュアで色をのせていきます。
のせたマニキュアは爪楊枝で優しくのばしながら塗布する面積を少し広げていきます。
最終的にこんな感じになるように爪楊枝で色をのばしました。
エメラルドグリーンのマニキュアをのせる
次に皿の左上と右下 (中央のピンクを挟むように) にエメラルドグリーンのマニキュアをのせていきます。色をのせる際に中央のピンクに少しくらい被ってしまっても問題はありません。
色をのせたらピンクの時同様に少し爪楊枝でのばしながら最終的にこんな配置になりました。
パープルのマニキュアをのせる
次に皿の左下へパープルのマニキュアで色をのせていきます。
この色も隣り合わせの他の色との境界線に隙間が出来ないように色をのせて爪楊枝でのばしていきます。私はこんな配置になりました。
イエローのマニキュアをのせる
最後に空いている皿の右上部分にイエローのマニキュアをのせていきます。
他の色との境界線に隙間ができないように爪楊枝でのばしながらこんな感じで色を配置します。
ピンクの上にスパン入りピンクを更にのせる
この工程はあってもなくても本当にどっちでもいいと思いますが、私は最初にのせたピンクの薄い感じがあまり好ましくなかったのと少しラメっぽさを出して毒々しさが欲しかったので、中央にのせたピンクの上にこれも 100 均で購入することができるスパンコール入りマニキュアのピンクを更にのせました。
中央のピンクをのせた部分にスパンコール入りマニキュアをのせていきます。
元々ピンクが独占していた面積に全て広がるように爪楊枝でのばしていきます。
色の配置作業はこれで完了です。こんな感じになりました。
今回のポイント - 線を引く
さて、今回はドラッグアートを用いたレジンなのでここから爪楊枝で線を引いていきマニキュアに流れを作っていきます。今回の柄を作るにあたってのポイントですが基本的には以下の図のように終点を一箇所に固定して反対側から一本ずつ線を爪楊枝で引いていきます。下の画像サンプルの場合は右サイドの「線の終点」へ向けて左サイドから一本ずつ線を引いていきます。線の間隔は均等でもランダムでもどちらでも大丈夫です。
左サイドから一本ずつ線を引いていきます。
まんべんなく線を引いていったらこんな感じになりました。ここまで作業したらマニキュアがしっかり乾くまでレジン皿を放置します。マニキュアが乾く前にレジンをのせてしまうとマニキュアとレジンが混ざってしまい柄が壊れたりレジンが正常に硬化できなくなる可能性があります。
レジンをのせる
マニキュアがしっかりと乾くまで放置したら仕上げとしてレジンをのせていきます。
レジン皿をまんべんなく覆う量のレジンをおとしてのせていきます。
レジン皿のフチ部分まで隙間が空かないように爪楊枝でレジンを伸ばしていきます。その際のポイントは爪楊枝は立てずに寝かせて液を押すような感じで動かしていくと下のマニキュアが崩れたり皿からレジンが漏れたりすることがありません。
全体に満遍なくレジンをのせ終えた後にもしも気泡が目立つ場合にはエンボスヒーターがあればエンボスヒーターで温める、なければライターで火は直接当てずに熱をレジン表面に近づければ気泡が綺麗になくなります。
レジンを硬化する
あとは仕上げとして 5 分くらい UV ランプの中に入れてレジンを硬化します。
ちなみに私が使っている UV ランプはこれです。
これで完成です。ドラッグアート部分だけ作りたい場合には以降の作業は必要ありません。
二層目
前回作ったタイダイ塗りレジンに何となく配色が似てしまったので、今回は二層目に押し花・ドライフラワーやネイル用パーツを封入して遊んでみることにしました。
こんな感じの押し花を二層目に封入しています。
ラメ入りマニキュアでキラキラ感を少しだす
二層目にほんのちょっとだけキラキラ感を出したかったので最初にシルバーのラメ入りマニキュアを少しのせることにしました。
レジンで硬化した一層目の上にラメ入りマニキュアをのせます。
想定上にのってしまったのでティッシュでマニキュアを拭き取りました。
そして爪楊枝を上下にジグザグ動かしながらラメ入りマニキュアをのばしていきます。
レジンをのせる
押し花・ドライフラワーやネイルパーツをのせる前にレジンを先にのせてしまいます。皿からこぼれない程度にレジンが全体に満遍なくのるよう爪楊枝でのばしていきます。
ピンセットで封入するパーツをのせる
レジンを全体に満遍なくのせたらピンセットを使ってのせたレジンの上に押し花・ドライフラワーやネイルパーツをのせていきます。
一通りパーツをのせたらレジン液の中にパーツが浸かるように爪楊枝で上から押したりレジンをのばしながらパーツの上にかけていきます。
パーツの配置はこんな感じになりました。
レジンを硬化する
封入するパーツを全てのせてレジン液の中に使っている状態にしたらレジンを硬化します。一層目と同じように気泡が入っている場合には熱してつぶし UV ランプの中に入れて 5 分くらい放置します。
これで二層目の硬化まで完了しました。
三層目
二層目が綺麗に硬化できていた場合には三層目はなくてもいいと思いますが、今回私が作ったレジンは二層目のレジンがやや仕上がり悪い感じだったので三層目として再度レジンを硬化することにしました。
レジンを塗る
仕上げの層なので何かを封入したりはせずにレジンだけをおとしてのせていきます。皿からこぼれない程度にレジンをおとして爪楊枝でのばしながら皿全体に満遍なくのせていきます。
レジンを硬化する
これが最後の作業です。一層目・二層目と同じようにレジンを UV ランプの中に入れて 5 分くらい放置します。
完成
これで今回のレジンは作成完了です。仕上がりはこんな感じになりました。私の中ではいつもよりも柔らかめな色使いかもしれません。
まとめ
今回は二層目以降もパーツを封入したり遊んだので純粋なドラッグアートだけを主張するレジンにはなりませんでしたが、一層目のドラッグアートだけに留めれば男性っぽいレジンになったのではないかと思います。二層目の封入は最初やるつもりはなかったのですが、せっかく調達したパーツだったので使ってみたくなってしまい最初にイメージしていた作品とはガラリと異なる女子っぽい作品になりましたが、、、まあ、これはこれでいいですかね?(笑)次は極彩色のレジンとかちゃんと作ってみたいと思っています。
以上、ドラッグアートレジンの作り方でした。そういえば最近、レジンの本を買っちゃいました。いろんな作品や作り方が載っているので読んでいるだけでもけっこう面白いです。
それではっ!
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