岡田匠
2016年5月14日20時02分
埼玉県越谷市の閑静な住宅街。夕方、太鼓の音とともに「南無妙法蓮華経」の題目が響いた。日蓮宗僧侶の渡辺源昇(げんしょう)さん(29)が約1時間、地域を回る。それは、新たな信者を増やすための布教でもある。
独身の渡辺さんが住職を務める源妙(げんみょう)寺は、2014年にできたばかり。2階建て一軒家を家賃14万円で借り、1階の3畳間に本尊を掲げる。
長崎市出身。寺の生まれではないが、信者だった祖父母の影響で中学校卒業後に得度した。日蓮宗宗門校の身延山高校(山梨)、立正大(東京)で学び、東京の寺に入った。
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朝日新聞社会部
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