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孤高の凡人

Public Image Limited

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たとえば僕が死んだら

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写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi


道路に横たわり猫が死んでいた。
今日、私は蚊を殺した。
知らず知らずのうちに我々はトトロの曲に合わせて道を闊歩する度に、沢山の命を奪っているのかもしれない。

32型のテレビからは32歳のアナウンサーが悲しいニュースの記事を棒読みしている。
歩道に突っ込んだ自動車が沢山の人間の人生を一瞬でなかった事にした。
それら全ての出来事は我々の脳に届く前に角膜に当たって消えた。明日には忘れていることだろう。

明日は我が身かもしれないのに。

私は今年で31歳になる。
この歳になると、お通夜、葬式に参列する機会が増える。
最近のお通夜、葬式は乱立された葬儀場チェーン店で行われる場合が多い。
周りには『ここに葬儀場はいらない!』という汚れた旗がパタパタと揺れている。
私は宗派や金額を超えて、楽、便利というコンビニエンス要素がこのような葬儀場を選ぶ基準のようでならない。そら増えるわと思えてしゃあない。
お通夜などに参列する度に思うのだが、宗派問わず、ある程度決まった形式によって葬儀は進行し、その『悲しい雰囲気』が他者の手によってシステム的、商業的にプロデュースされている感じがしてとても嫌な気分になる。本人はもっとこうしてほしいとかあるのではないかと、思ってしまう。
そして不謹慎ではあるが、私は他人の葬儀を見て、自分が死んだ時の事を考えてしまう。このタイミングでこうすれば、もっといい葬儀になるのに。と考えている。
しかしスモークを焚いたり、花火が噴射されたり、棺がムービングステージに乗ってやってくる、そのようなことはおそらく出来ないので、せめて焼香の時ぐらいは、私の好きだった音楽を流して、私の為に貴重な時間を割いて集まっていただいた方々に、私の元気だった頃を強烈に思い出して、どうか心から涙を流してほしいと思っている。
 
以下、私が現在進行形でプロデュースする、『自分の葬儀でかけてほしい曲10選』である。
※私の様な下の下が現在まで図々しく生きてこられたのもこれらのアーティスト、曲があったからである。そして曲の紹介、選曲の順などは私自身が私に贈る物であり、皆様にお伝えする必要がないと考えているので、ただ羅列して、各々のご想像にお任せする。

自分の葬儀でかけてほしい曲10選

1曲目 Hymn for nobody

2曲目 Holiday In The Sun

3曲目 JANIE JONES

4曲目 She Does It Right

5曲目 (I Can't Get No)Satisfaction

5曲目 Helpless


Crosby, Stills, Nash & Young - 04 - Helpless (by EarpJohn)

6曲目 Forever Young

7曲目 Trampin'


Patti Smith Trampin'

8曲目 TOO MUCH PAIN

9曲目 Imagine

10曲目 The end of world

 
 
以上がもし私が今死んだら焼香の時に流してほしい曲10選である。
10選というのが少ない気もするので今後足して行くかもしれない。
この先、長いのか短いのか誰にも分からない人生の中で、私はまだまだたくさんの大好きな音楽と出会うと思う。
私はこの記事と、iTunesの中に拵えた『死んだ時用』というプレイリストを死ぬまで更新し続けようと思う。
 
皆さんも是非、自分が死んだ時にかけてほしい曲を選んで『死んだ時用フォルダ』を作ってみてはいかがだろうか。
 

最後に

例えば私が死んでも、菊の花を肛門に見立てて遊んだり、棺にうんこやエクレアを梱包することは万に一つもやめて頂きたい。
もう一度言うが、絶対に入れるなよ。
絶対にだぞ。

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