核と人類取材センター・副島英樹
2016年5月14日17時55分
「核兵器のない世界をめざす」を唱えた米国のオバマ大統領が27日、広島を訪れる。原爆詩の朗読を30年続けてきた俳優の吉永小百合さんと、今月3日にカナダで開かれた吉永さんの朗読会でもピアノで伴奏した音楽家の坂本龍一さんに聞いた。現職の米大統領による初の被爆地訪問をどう受け止めていますか――。
■核廃絶「もう一度強く発言を」 吉永小百合さん
オバマ大統領にはもう一度、改めて、核兵器廃絶に向けて強く発言して頂きたいと願っています。
私が最初に海外で朗読会をしたのが、米国のシアトルの郊外にあるポートタウンゼントという町だったんですね。そのときに、シアトルに住んでらっしゃるドクター・シモンさんっていう、思想家で宗教家の方がいました。100歳になられる方でした。
その方は原爆が広島に投下されて1年ほど後、「申し訳ない」って思いで広島に行き、被爆者の方たちのために家を建てたんです。
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朝日新聞社会部
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