GMが燃費誤表示 6万台の販売停止

GMが燃費誤表示 6万台の販売停止
アメリカ最大手の自動車メーカーGM=ゼネラル・モーターズは、SUV=多目的スポーツ車の3車種で実際よりもよい燃費を誤って表示していたとして、およそ6万台の在庫の販売を停止していることが分かりました。
これはアメリカの複数のメディアが13日、伝えたものです。
それによりますと、GMはSUVの3車種で実際よりもよい燃費を誤って表示していたとして、およそ6万台の在庫の販売を停止しているということです。実際の燃費との差は1ガロン当たり最大2マイル、1リットル当たりに換算すると0.9キロ程度になるということです。
GMは「意図的に行ったのではない」としていて今後、正しい表示のラベルに貼り替えて販売を再開し、誤った表示で販売した車については、所有者に知らせることにしています。
車の燃費を巡っては、三菱自動車が日本で実際よりもよく見せる不正をしていたほか、アメリカでも韓国のヒョンデ自動車と、傘下のキア自動車がおととし、燃費の水増しをしたとして巨額の制裁金を支払っています。
今回のGMの問題について、アメリカのメディアは意図的ではないとみられるため、制裁金を科される事態には発展しないだろうと伝えています。