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ニトリの儲かるヒミツ!お店での工夫とは!?

お値段以上のものづくりにこだわるニトリ。
そのお店には、あちこちに、計算しつくされたこだわりがあります。一体どんなものなのか、お店に行ってみるとまず気づくのが、店員らしき人の姿が少ないってこと!

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ニトリの安孫子さん曰はく…

安孫子さん:他の家具屋さんとニトリの大きな違いは、接客のための人員確保数です。特に応対のために人を立たせていません。

そう、ニトリのお店には店員さんが少ない。店舗面積が広い家具屋さんでは、人件費が、一番のコストになっちゃう。そこで、必要最低限な人数のみ置くという方針になったのです。その代わり、売り場には丁寧で親切な説明書きがいっぱいで、お客さんの買い物のお手伝いをしてくれるのです。

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さらに、お店の入口ではこんな工夫も。

安孫子さん:主通路という位置づけで、入口から入ったお客さまが、必ずここを通って頂きたいというために広く取るようにしています。

そう、ニトリのお店のレイアウトは、基本的にどこも同じ!お店に入ったら、正面に大通りがズドーンとある。それは赤羽店だけじゃなく、江東区南砂店も、板橋区成増店も同じ!お客さんがストレスなくゆっくり買い物できるようにどこも共通にしているのです。

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さらに、通路の突きあたりに必ず「ディスプレイ」を置いているのも各店共通。これ、「マグネット」と言って、入ってきたお客さんが、大通りを通り、奥まで引きつけられる、まさに、磁石の役割をしているのです。

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さらにニトリのお店の棚を見てみると、キャスターが付いています。実はこれもこだわり!家具・インテリア業界は、時期ごと、季節ごとに売れ筋商品がちょくちょく変わるため、陳列棚のレイアウト変更をすぐに行えるようにしているのです。

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そして、レイアウトの変更も現場であれこれ悩まなくてすむように、本部から、全店にきっちり指示書が送られてきて、お店の店員はこの紙のとおりに並べます。

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ここで、ランドセルの打ち合わせを終えた似鳥社長がお店に!ランドセル売り場をチェック!

似鳥社長:色がバラバラなんだよなあ。

と、社長ランドセルを入れ替え持ち始めました。なんだか、パズルゲームでもやっているみたいですが、いったい何を?

似鳥社長:こっちの方がすっきりする。

もともとお値段や種類で陳列して色がバラバラだったのが、色の種類でまとめて陳列したことで見た目がすっきりしました。

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似鳥社長:縦縞陣列というものです。人の目線は縦に行くのでそれを考慮しています。

そうニトリは色にもこだわっている!ニトリカラーという、ローズ、グリーン、ブルー、オレンジ、イエローの5つの色が決まっていて、それをベースにデザインしているのです。ディスプレイでは、クッションの花柄、カーペットの色が、オレンジ系でつながっていて、ニトリカラーで、トータルコーディネートができるようになっていました。

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値段、品質、色とついついいろんなモノをニトリでお買いモノしたくなっちゃう仕組みを作っているのですね。

うまいこと考えましたね、社長!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤:ディスプレイの方法などは、どこで勉強されたのですか?

似鳥社長:アメリカに行って勉強しました。今も社員の研修などをおこなっています。コーディネートされたディスプレイを見て勉強しています。

進藤:ニトリカラーは、ご自分で考えられたのですか?

似鳥社長:これもアメリカの店など見て、勉強しました。

加藤:パクリではないですよね?

似鳥社長:最初はパクリだったけど(笑)ゴッホなんかも最初は模写からですから。

加藤:(笑)マネをするところから始まって自分達のオリジナルを作るんだと。そこに自信があるんですよね?

似鳥社長:そうです。自信があります

加藤:なるほど、良かったです(笑)

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