さらに全国で一律にしていた店舗内装も店舗特性やターゲット層などに応じて変えていく。お手本はスターバックスコーヒージャパンだ。山村社長は「(スタバは)看板こそ一つだが、店舗の立地条件によって店内のイメージがかなり違っている」と説明する。
ミスドは大型ショッピングモール内のフードコート内の店舗で、家族連れの需要に合わせてドーナツとともにアイスクリームを販売する。住宅街の店舗ではイートインスペースを広く取った高価格帯のカフェとしての性格を強めるほか、駅構内はテイクアウト専門店にする。「すべて同じパターンだった店構えや商品のラインアップから脱する」(山村社長)計画だ。
すみ分けは可能か
ミスドの利用者は現時点では家族連れが多いこともあって、個人客がコーヒーの「ついで買い」としてドーナツが買われるコンビニとはすみ分けができるとみている。