亀田興毅さん、急性アルコール中毒での救急搬送の記憶なし「申し訳ない」と陳謝

2016年5月13日6時0分  スポーツ報知
  • 急性アルコール中毒のため救急搬送された亀田興毅さん

 プロボクシングで日本初の世界3階級制覇を達成した元プロボクサーの亀田興毅さん(29)が、急性アルコール中毒で12日午前5時ごろ、東京都内の病院に救急搬送された。警視庁麻布署によると、知人の店にタクシーで向かう途中、六本木付近で寝込み応答がなくなったため、運転手が110番した。亀田さんは病院に搬送後、すぐに意識を取り戻し帰宅。同日午後、テレビ番組の電話取材に応じ、ハイボールを10杯以上飲んだことを明かした上で「申し訳ない」と陳謝した。

 かつてリングで数々の騒動を巻き起こした亀田家の長男が、急性アルコール中毒で都内の病院に救急搬送された。

 警視庁麻布署によると、亀田さんは12日未明、港区西麻布からタクシーに1人で乗車。当初、恵比寿の店に向かったが、閉店していたため、六本木に向かった。運転手が六本木7丁目で車を止めて、行き先を確認しようとすると、完全に寝込んでしまい応答がなかった。午前4時ごろに110番。警察官が駆け付けると、酒の臭いがした。

 しかし、亀田さんは病院に到着後、すぐに目を覚ましたため、治療はしなかったという。亀田さんは「すみません」と頭を下げ、タクシーで立ち去った。

 この日午後、テレビ番組の電話取材に応じ、騒動について「普段、そんなにお酒を飲むことがないから、調子に乗っていつもより飲んでもうた」などと釈明。11日午後10時から翌午前2時頃まで飲酒をしていたという。飲酒量は覚えていないとしながらも「(ハイボールを)10杯どころちゃうと思いますよ、もっと飲んだんじゃないですか」と説明。救急搬送は覚えていないとし、「まあ、何回かあるんですよ。寝て起きないっていうのは」と過去にも同様の状況があったことを明かした。

 亀田さんの事務所の話では、11日午後10時ごろから西麻布で知人らと会食。本人は「寝て起きたら大事になって驚いた。反省している」などと話し、体調に問題もないという。

 亀田さんは2003年にプロデビュー。「亀田3兄弟」の長男として知られ、3階級で世界王者になり、昨年10月の試合で敗れ、現役を引退した。

 ◆亀田 興毅(かめだ・こうき)1986年11月17日、大阪市西成区生まれ。29歳。父・史郎氏の指導で11歳でボクシングを始める。中学卒業後、17歳でグリーンツダジムでプロデビュー。その後、協栄ジムに移籍し、亀田ジムを設立。日本初の世界3階級制覇王者。15年10月16日、シカゴでWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平に判定で敗れ、引退表明。プロ通算33勝18KO2敗。166センチ。家族は夫人と3男。

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