日本でも「NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク」の3大キャリアがXperia X Performanceを6月中旬頃に発売すると発表しました。
で、各社からXperia X Performanceの画像が公開されたのですが・・・あれ? 以前海外で発表された時となんか違う
Xperia X Performanceの外見の違い
NTTドコモ版
KDDI (au)版
ソフトバンク版
グローバルモデル
こちらは同じ構図が見当たりませんでした。
いつもどおり背面パネルのデザインが違うのはわかります。
ドコモはしっかりと「docomo」とアピール、ソフトバンクとKDDIは背面の中央に「XPERIA」のロゴ、そしてKDDIは下の方に小さくauとモデル名が印字されています。
そこまではいつもどおりなのですが、背面パネルの下に変な継ぎ目がある!!
確かXperia Xシリーズはアルミ素材の背面パネルでフラットなデザインのはずなのに、日本で発表されたXperia X Performanceの背面パネルには下の方に変な継ぎ目がある・・・なにこれ?
調べてみると
これはどうやら「アンテナ特性の為」という理由でデザインが変更され、下の部分にはアルミではなく樹脂素材が使われることになったようです。
早速、本日近くの家電量販店でXperia X Performanceのモック(電源の入らない模型)を確認してきたのですが、結構目立つ感じで継ぎ目が見えます。せっかくフラットなデザインだったのに・・・
※まだ電源の入るデモ機は置いていませんでした。北海道遅いよ~
そしてスペック表ではバッテリー容量が違う!?
海外でソニーモバイルからXperia X Performanceが発表された時のスペック表でバッテリー容量は2700mAhでした、ところが日本で発表されたXperia X Performanceは2570mAhです。この130mAhの違いは何? 違うバッテリーを搭載しているの? と思って色々とネットで調べてみると、どうやらそういうわけではないようです。
まず、グローバルモデルも日本で販売されるXperia X Performanceも搭載されているバッテリーは同じものが使われています。ただし日本では「実際に使用する容量で表記する必要があり」2570mAhと表記されているようです。
ちなみにグローバルモデルのXperia X Performanceも実際に使用される容量は2570mAhだそうです。ただ海外では上記のような決まりはないので実際に搭載しているバッテリー容量が記載されているとの事でした。
Xperia X Performanceは米Qnovo社の「2倍長持ちバッテリー技術」が採用されており従来のバッテリーよりも寿命が約2倍伸びたという説明がされています。もしかするとこれに「実際に使用する容量」が関係があるのかもしれません。
一説によるとリチウムイオン電池の寿命は満充電を繰り返すとドンドン短くなると言われているので、この満充電を回避するため2700mAhの約95%、2570mAhで充電を止めているのかもしれません。
この辺りの理由はおそらく企業秘密なのか公開されていませんでした。
米Qnovo社の2倍長持ちバッテリー技術
現在のスマホに搭載されているリチウムイオン電池は300~500回ほどの充電回数でかなり弱ってきて寿命を迎えてしまうようです。ところが米Qnovo社の技術では800回ぐらいまで充電回数を伸ばすことが出来るとの事。つまり普通のスマホで毎日充電していると1年間ぐらいでバッテリーが弱ってくるところを米Qnovo社の技術を使ったバッテリーでは2年間ぐらいまでバッテリーが弱ること無く使い続けられるという事のようです。
もしかすると、ここで上記の満充電まで充電しないというのが絡んでくるのかもしれません。
また、このバッテリー技術を使うと充電時間が少し早くなるというメリットもあるようです。
それ以外でグローバルモデルとの違い
日本で販売されるXperia X Performanceには日本独自の機能が沢山盛り込まれています。
「ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイ、VoLTE」これらが日本独自の機能ですね。
そして防水防塵も付いていますが、これはグローバルモデルも同じです。
Xperia Xシリーズの中で唯一Xperia X Performanceだけが防塵防水対応です。
テレビを見るとき
ちなみにワンセグ/フルセグ視聴の際に安定して視聴するためには本体付属のテレビアンテナケーブルをヘッドセット接続端子(イヤホン端子)に接続する必要があります。
おサイフケータイのモバイル非接触IC通信マーク
おサイフケータイのかざし位置がスマホの前面上部にあり、マークはシールで付いているだけで剥がすことが出来るようです。
※ちなみに使用時は背面側から当てても、ICカードリーダライタの電波がよほど微弱でない限りは普通に使用できるようです。
こんなシール
VoLTE
VoLTEはLTE回線を使用した通話のことです。
それと今回からVoLTE(HD+)対応となっており従来よりも更に音質が向上しています。
VoLTEについては以前記事を書いているのでよかったら見てみてください。
Xperia X Performanceのグローバル版と国内版の違いを色々調べてみましたが、やはり一番気になるのは背面パネルの継ぎ目ですね。デザインはグローバルモデルのほうがいいかなぁ