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見直し意見多数の都道計画――舛添都知事が一蹴

4月8日の定例記者会見で筆者の質問に答える舛添要一東京都知事。(撮影/斉藤円華)

4月8日の定例記者会見で筆者の質問に答える舛添要一東京都知事。(撮影/斉藤円華)

「いろいろな意見があるが、都市計画道路はインフラの重要な基盤だ」。東京都小金井市内の都道計画をめぐるパブリックコメント(市民からの意見募集)で反対や見直しを求める意見が圧倒的多数を占めたことを巡り、舛添要一東京都知事は8日の定例記者会見でこう述べて一蹴した。

問題の都道計画は、都市計画道路の第四次事業化計画で3月30日に「優先整備路線」に決定した「小金井3・4・1号線」と「小金井3・4・11号線」。

ところが、計画が立案されたのが今から50年以上前の1962(昭和37)年。しかも2路線ともに地元で「はけ」と呼ばれる崖地(国分寺崖線)を貫く。はけの自然は都や市が保全を進めた経緯もあり、雑木林が茂り、至る所で湧き水も流れる。希少な環境が残された一帯は住民の憩いの場だ。

2路線周辺では渋滞や狭い歩道、生活道路がクルマの抜け道となるなどの問題が生じ、都道整備を望む住民もいる。ところが都が第四次事業化計画案を対象に募集したパブコメで、総数(4126件)の半数を超える意見が小金井の2路線に関するものだった。内訳は賛成70件に対して反対・見直しが実に2041件に上る。28日には小金井市議会でも、計画の見直しを求める陳情が採択された。

会見で舛添都知事は「国会などでは、国民の代表である国会議員が多数決で決める」「道路整備に関しては一つ一つ丁寧に、こういう理由で立ち退きが必要なので、というような形で説明を進める」などとも話した。

住民で作る「はけの自然と文化をまもる会」共同代表の安田桂子さんは、都知事の発言について「都知事は計画検討への住民参加を省いて、いきなり用地買収の話をしている。しかも投票で選ばれた議員の判断で計画が決まるのなら、そもそも一体何のためのパブコメだったのか」と訴えている。

(斉藤円華・ジャーナリスト、4月22日号)

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