北朝鮮、コンゴに拳銃輸出 PKO要員の手に 国連報告書
2016年05月14日 09:22 発信地:国連本部/米国
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【5月14日 AFP】北朝鮮がコンゴ民主共和国(旧ザイール)に輸出した拳銃が、中央アフリカに駐留している国連(UN)の平和維持活動(PKO)要員の手に渡っていることが分かった。国連が報告書で明らかにした。
AFPが13日に確認した同報告書によると、専門家パネルは、北朝鮮製のものに特徴が類似している拳銃が国連中央アフリカ多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)に派遣されているコンゴ民主共和国の軍と警察の一部要員に支給されていることが明らかになったとしている。
同国の兵士と警官によれば、この拳銃は、2014年に北朝鮮の教官約30人が同国で大統領警護隊や特別警察部隊の訓練を行った際に支給されたという。
さらに同報告書は、同種の拳銃が同国の首都キンシャサ(Kinshasa)で闇取引されていると指摘している。北朝鮮は国連制裁により兵器の輸出を禁止されている。(c)AFP
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