水面下で歌って奏でる世界初の水中バンドが幻想的!
なんとも耽美。
メンバーそれぞれが水を張った大きな水槽に沈み、その中から幻想的な音楽を奏でるバンド「アクアソニック」は世界初の水中楽団です。
その演奏を映像でお楽しみください。
これはNeatoramaが取り上げた、New Scientistの動画。
水の中で歌うコツは気泡をブクブクと出さないようにすることで、メンバーのライラ・スコヴマンドさんはこの技を習得するまで10年の努力を要したそうです。
New Scientistの記事によると、ライラさんは台所で水を張ったボウルに顔を突っ込み、安定したヴィブラートが出せるかどうかを実験したところから始めたのだとか。
苦労の末に気泡を口の中にためたまま歌う方法を編み出したライラさんは、吸気と呼気で違った歌唱ができる技も習得。気泡は小さいままキープして、鼻腔を使って出す高音のほうが低音より響きが良いことも発見したそうです。
私は愛の水中歌
さらに、楽器製作者のアンディー・カヴァトルタさんの協力により、水中でも演奏が可能な楽器の開発にも着手。
古典楽器ハーディー・ガーディーから着想を得たもので、6弦ギターのように音程を変えながら機械仕掛けのハンマリングで演奏する「ロタコルダ」 や、ガラスの筒を擦って演奏するアルモニカを模した「クリスタロフォン」など、温故知新な新楽器がいくつも制作されました。
こちらは水中ヴァイオリン
水中でも打楽器
アクアソニックは、5月27日にオランダのロッテルダムで演奏する予定とのこと。いつか日本でも披露してほしいですね。
Image by New Scientist
source: New Scientist, YouTube, The Presurfer via Neatorama
(岡本玄介)
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