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【ゴルフ】

奥田靖己が1打差2位発進

2016年5月14日 紙面から

1番でティーショットを放つ奥田靖己=三重県いなべ市の涼仙GCで

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◇KYORAKU MORE SURPRISE CUP<第1日>

 ▽13日、三重県いなべ市、涼仙GC(7040ヤード、パー72)▽晴れ、気温23・3度、南東1・8メートル▽賞金総額5500万円、優勝1100万円▽81選手(うちアマ3人)▽観衆944人

 男子シニアツアーの今季第3戦、「〜シニアを元気に!!〜KYORAKU MORE SURPRISE CUP」(主催=京楽産業.グループ後援=三重県、いなべ市、愛知県、名古屋市、中日スポーツ)が13日、第1ラウンドを行い、5アンダー、67をマークした溝口英二(51)が単独首位に立った。4アンダー、68で回った奥田靖己(56)=ユニテックス=が1打差の2位。加瀬秀樹(56)=アイテック、前年覇者の崎山武志(53)=アビバHD、高橋勝成(65)=I.T.OJAPAN&co.=の3人が3位につけた。

 ホストプロのひとりである奥田は「練習ラウンドとプロアマの2日間でバーディーが、1個しか取れず、アカンと思っていた」そうだ。そんな思いに追い打ちをかけるように、この日は3パットのボギーで発進してしまった。

 「コツコツいこう」。そう気持ちを切り替えたら、5バーディーを奪取。首位と1打差で初日を終えたのだから、ゴルフというものはわからない。「最後のパットは緊張しました」と口元がほころんだ。

 「実は昨年ドライバーを2本割ってしまい、エース不在の状態が続いている」のだ。オフの間にゴルフショップを回ってみたり、作ってもらったりしたが、自分に合うものが見つからない。

 沈んだ気持ちを奮い立たせてくれるのが、趣味にしているギター演奏。奥田はシニアツアーを盛り上げるために2年前に結成されたバンド「ゴクローサンズ」の一員。4月下旬にエレキギターを購入。「ここ2週間はゴルフの練習よりもギターの練習の方が多い。ゴルフのマメが消えてギターのマメばかり」と苦笑い。

 2014年大会の覇者。「まあ、気合入りすぎは良くないので、楽しくやらせてもらいます」。残り2日間マイペースでVに挑む。 (櫛谷和夫)

 

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