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【ゴルフ】

原江里菜おっぱいパットで2位

2016年5月14日 紙面から

第1日、18番でバーディーパットを沈める原江里菜=福岡CCで(武藤健一撮影)

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◇ほけんの窓口レディース<第1日>

 ▽13日、福岡市・福岡CC和白C(6323ヤード、パー72)▽晴れ、気温23・3度、北西5・1メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2160万円▽108選手(うちアマ3人)▽観衆3666人

 熊本地震で被災した熊本県益城町に300万円を寄付した原江里菜(28)=NEC=が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。首位と1打差の5アンダーで2位発進した。3週前からパッティング時の構えを、米女子ツアーで人気のミシェル・ウィー(米国)並みの深い前傾姿勢に変更。これには女性ならではの深い事情があるようで…。キム・ハヌル(韓国)が6アンダーで首位に立ち、4アンダーの3位には大会3連覇を狙うイ・ボミ(同)ら。3アンダーの5位にはアマチュアの河本結(17)=愛媛・松山聖陵高3年=らがつけた。

 推定Fカップ。女子ツアーきっての豊かな胸で知られる原が、悩みを克服して、忘れかけていたパッティングのフィーリングを取り戻したという。

 「アドレスの前傾を深くしてパターを短く持ったら、腕が動きやすくなった。かっこ悪いとも思ったけれど、重心が低くなっていい。もともと高校生の時は今ぐらいの構えでやっていたんですよ」。米女子ツアーではミシェル・ウィーがこのスタイルで苦手のパッティングを克服し、2014年の全米女子オープンを制した。

 3番から3メートル、4メートル、1メートルを次々に決め3連続バーディー。11番パー5では残り86ヤードの第3打をカップインさせ、今季初イーグルを奪った。最終18番では13メートルのスネークラインをズバッと決めた。

 「(パッティングのときに)姿勢が高いと肘が伸びているから、ストローク中に左肩が詰まる感じがあった。胸がじゃまで動きにくかったんです。深く前傾して両肘を浮かせると、胸の存在も気にならずに動く」。この日は合計26パット。調子が上向きのショットともかみ合い、今季初Vへ向け絶好発進だ。

 2012、14年以来3度目となる全英リコー女子オープン(7月28〜31日、英国・ウォーバーンG&CC)の出場権獲得がツアー前半戦のターゲット。そのためには、6月最終週のアース・モンダミン杯終了時に賞金ランク5位以内に入りたい。現在はランク20位。「今週頑張ったらチャンスがあるんじゃないかと思っているんです」。高額賞金大会でのジャンプアップを目指している。 (月橋文美)

 

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