蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】新井が決勝弾2016年5月14日 紙面から
◇阪神3−2DeNA阪神が連敗を3で止めた。2−2の9回1死から新井が勝ち越しソロを放った。3番手の高橋が3勝目。9回はマテオが締めて10セーブ目。DeNAは井納が粘ったが、バックの拙守もあって2失点。最後は抑えの山崎康が打たれた。 高々とバットを放り投げた。同点の9回1死、阪神・新井が放った打球は左翼席へ一直線。「芯でしたし、たくさんのファンの方のおかげであそこまで飛んだと思います」。決勝2号ソロに、満面の笑みを浮かべた。 マウンドにはDeNAの守護神で、今季7セーブの山崎康。カウント1−1からストライクを取りに来た内寄り142キロ直球にフルスイングで応えた。「すごくいいピッチャーなので、とにかく積極的にいこうと」。今季初対戦だったが、しっかりと結果を残した。北條の代打で出場した7回、井納の前に遊ゴロに倒れたときも初球。積極性を消さなかった。 負けていれば、3月25日以来の借金を背負っていた。それだけに、チームを5位から3位タイに浮上させる値千金の一発を金本監督は「若手だけじゃないというところを見せてもらった」と称賛した。 今年8月で33歳を迎える。若手にスタメンを譲る機会は多い。指揮官も「同じ力なら若いやつを使う」と話す。それでも新井の気持ちはブレない。試合前の全体練習開始前、グラウンドに姿を出すと、あおむけになり、直径5センチほどの丸みを帯びたストレッチ器具に背中を乗せる。目的は腰のケア。14年オフに痛めた箇所だ。「(けがをしてから)毎日ずっとやっていること」。いつくるか分からない出番に備えて細心の注意を払う。 「あしたも若い人、中堅、ベテランが一致団結して頑張りますので、ご声援よろしくお願いします」。ヒーローインタビューで声を張り上げた。若虎だけじゃない。背番号32も超変革の一翼を担っている。 (山本祐大) PR情報
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