蹴球探訪
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【プロ野球】坂本、逆転サヨナラ打2016年5月14日 紙面から
◇巨人3−2ヤクルト巨人が逆転サヨナラ勝ちした。1−2の延長12回2死から長野の二塁打と四球で一、二塁とし、坂本が2点二塁打を放った。ヤクルトは9回に菅野から1点を奪い追い付き、12回には勝ち越したが、オンドルセクが崩れ今季初黒星。 主将が全てをひっくり返した。巨人が劇的なフィナーレで首位を死守。1点を勝ち越された12回だ。2死一、二塁で坂本がオンドルセクのフォークを捉えた。打球は左翼線を転々。2者がかえり、高橋監督に初めてのサヨナラ勝利をプレゼントした。 『不敗神話』が続く。今季7度目の延長戦も負けなかった。「粘り強いってことだと思う。サヨナラはチームが勢いに乗る。決められて一番うれしい瞬間」。殊勲のヒーローが胸を張る。プロ10年目。「これまでで一番体調が良い」と胸を張る主将は、打率トップにも躍り出た。 3時間51分の激闘。振り返りきれないほど、いろいろなことがあった。指揮官の第一声が、大混乱の勝負を的確に表現した。「いろんなミスがありましたけど、何とかキャプテンがひっくり返してくれましたね」 エース菅野が快投。1−0で終わるべき9回に四球と小林誠の失策でピンチを招き、同点にされた。6回には二塁走者の坂本が中直に飛び出して好機をつぶしていた。12回は1死一、三塁で田原誠が、二遊間がバックホームを狙った前進守備でベースに入れないのに投ゴロを無人の二塁に送球するプロらしからぬプレー(記録は野選)。勝ち越しを許した。 「そういうところ(ミス)が厳しい試合になってしまった原因の一つ」と高橋監督。これまでにも、14年に禁止された三塁けん制偽投のボークが2度あった。守備のミスは、いつ致命傷につながるか分からない。「勝ててうれしいですけど、まだ頭の中が整理しきれていない」。首位は守っても、白星ですべてを帳消しにするわけにはいかない。 (井上学) PR情報
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