蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【競馬・ボート・競輪】[ボート]トップレーサーが集結 平和島ボートGIトーキョー・ベイ・カップ2016年5月13日 紙面から 開設62周年記念GI「トーキョー・ベイ・カップ」があす14日から6日間、平和島ボートで開催される。各地のゴールデンウイークシリーズを戦ってきたトップレーサーが集結。昨周年に続いてトリプルドリーム方式がとられた今節は、各1号艇にスタンバイの地元エース・浜野谷憲吾、前回チャンプの松井繁、人気と実力を兼ね備える山崎智也がシリーズを引っ張る。 ◆中野 再び平和島で大暴れ3月の平和島クラシックで初のSG表彰台(3着)に上がった中野次郎が、再びこの水面に帰ってくる。30日のF休みが明け、4月・とこなめで復帰するといきなり優出(3着)。勢いそのままに乗り込んだ次節の江戸川は「まだレース勘がバチッと合ってない。今節でそのあたりをつかみたい」と気合満点。予選をトップ通過したが荒天で4日目が順延。この水入りが思わぬ落とし穴に。準優でまさかのフライングを切り、不安なレース勘が最悪の形で的中してしまった。 しかし、節間を通して5勝を挙げ初日には通算1000勝も達成。動きは軽快そのもので状態面の良さはうかがえた。9日現在で賞金ランクは23位と暮れのグランプリを意識できる位置につけるが「いつも通りやるだけです」と自然体を強調。済んだことは忘れ、気持ちを刷新し戦いに挑む。 ◆石野 得意舞台で必勝態勢今年3月・戸田プリムローズ優勝戦で痛恨のF。今シリーズ終了後からペナルティーが始まり、石野貴之は半年間GI、GIIの舞台から姿を消す。 14、15年と2年連続でグランプリ優勝戦に進出。近年積み上げてきた実績と安定感は台頭目覚ましい若手を抑えトップクラスに君臨する。1月のからつGIで優勝。4月・大村、蒲郡と一般競走で連続V。約3100万円を稼ぎ出して賞金ランクは現在6位につけるが、昨年と比べて今後はGI出場回数が大激減する。「SGで勝負するしかない」と話したが年末のベスト18入り、そして来年のSGの権利を得るためにも今回は勝負どころの一つ。14年・グランプリ優勝戦6着、15年12月・周年記念、3月・クラシックと連続で予選突破中。好相性のプールで大爆発を見せつけても不思議はない。 ◆昨年MVP・山崎が反撃開始2015年のMVP・山崎智也がようやく戦闘態勢に入った。昨年はSG3冠など最高の1年となったが、その反動が出たか年明けからピリッとしない成績が続いた。しかし、4月・桐生ダイヤモンドCで今年初Vを達成。地元のアドバンテージもあったが、苦労の末につかんだ優勝に「とりあえず今年、山崎智也がいたことを忘れられないで済むのが良かった」とホッとした表情が印象的だった。 舞台となる平和島は初勝利や初優勝、グランプリ準V(00年)など好成績を残しており巧者としてならす水面だ。3月・クラシックでは減点が響いて予選落ちとなったが、リズムをつかんだ今回は本来の勝負強い走りを見せてくれるはず。目指すはもちろん連覇がかかる暮れのグランプリ。輝きを取り戻した上州の貴公子が余すことなく本領を見せつける。 ◆松井 大会連覇へ一走入魂大会連覇が掛かる王者・松井繁が参戦。当地で3月に行われたクラシック優勝戦は6着に終わったが、勝負どころを見極めた上で見せる圧倒的な強さは衰え知らず。エンジンの底力を引き出す調整手腕も抜群だけに今回も安定した成績を残すことだろう。 ことしは1月・尼崎周年を優勝して幸先いいスタート。続く徳山周年は予選落ちしたが、2月・近畿地区選手権以降、グレード問わず7戦連続で予選を突破。抜群の安定感を見せて現在賞金ランクは4位。前人未到のグランプリ4Vに向け年頭から快進撃が続いている。「一戦一戦、一つでも上の着を狙うのは当然」。その心意気が長年ボート界のトップに君臨する王者の強さの秘けつだ。初日ドリームは近6大会の歴代周年覇者との対決。ここをしっかり逃げ切り弾みをつけて連覇へ突き進む。 ◆浜野谷 地元で華麗に舞う多摩川ボートのGWシリーズ「さつき杯」。日替わりの気象条件に地元選手の多くが苦しんだが、東都のエース・浜野谷憲吾は抜群の安定感を見せて今年2度目のV取りに成功。トーキョー・ベイ・カップ、オールスターに向けて最高の弾みをつけた。 その前節はトップクラスに入るハイパワー機だった。ただ、それだけで勝ち星を積み上げられる世界ではない。準優当日、一気に気温が上昇。浜野谷は大きな賭けに出た。「今までの形では対応できなかった。(予選は)止める方向で抑えてたけど、そこを開放して一気に良くなった。何でも開放させないとね」。バッチリ当たった調整に喜びをあらわにした。優勝戦も逃げ圧勝。ファン注目のシリーズを前に「期待に応えられるよう頑張る」と言い結果も残した。調整に正解を導き出すエースが、今度は平和島で華麗に舞う。 PR情報
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