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【首都スポ】

法大誇る二枚看板が躍進へ燃える!! DF山田、高校同期の室屋に「負けない」

2016年5月13日 紙面から

長身を生かした攻守が光るDF山田将之=相模原市の法大城山サッカー場で(神代雅夫撮影)

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◇関東大学サッカーリーグ1部

 第90回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は、第6節終了時点で4チームが勝ち点11で並ぶという、大混戦の様相を呈している。そんな中、法大は同10の5位と好位置につける。6戦合計で3失点はリーグ最少。しかし、その一方で同6得点と攻撃に課題を残す。ただ、ゴールを生み出す武器は持っている。DF山田将之(4年・青森山田)とMF永戸勝也(4年・八千代)、この二枚看板の攻守にわたる活躍がタイトル奪取へとチームを導く。(関孝伸) 

 リーグ屈指のセンターバック、それが山田だ。186センチ、75キロと恵まれた体格を誇り、高さも強さも際立つ。さらには正確なロングフィードも兼備する。そんな逸材をプロが放っておくはずはなく、今季はJ1・FC東京の特別指定選手としても登録されている。

 法大にとってはまさに不可欠の存在であり、これまでもチームのために力を発揮してきた。ところが、自身は「まだ何も貢献できていません」と断言する。苦い思い出がそう言わせるのだ。

 2年生だった一昨季の総理大臣杯全日本大学トーナメントで決勝に進出した。タイトル獲得に迫ったわけだが、大一番で山田が守備での対応を若干誤り、惜しくも流通経大に敗れた。昨季は全日本大学選手権の出場がかかったリーグ終盤の順大戦でPKを任されながらも失敗し、最終的に大舞台への道を閉ざされた。

 2度にわたる痛恨のプレーがリベンジへの思いをかき立てる。「全国の舞台で法政の強さをどうしても示したいんです」との念願を遂げるため、全国制覇とリーグ優勝を貪欲に狙っていく。

 「今年は何としてでも自分がチームを勝たせるという気持ちでやっています。守備だけではなくて、点を取って、攻撃でもチームを助けていくつもりです」

 青森山田高で同期だった、DF室屋成(FC東京、前明大)がリオデジャネイロ五輪最終予選などで活躍して一足先にプロとなったことに、刺激を受けたという。

 「うれしいことでしたし、負けていられないという気持ちにもなりました」

 モチベーションを高め続ける背番号「2」がまずはリーグ戦で圧倒的な存在感を見せつける。

  ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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